2011/08/17(水)

風の岩

無茶をした翌日なので筋肉痛を覚悟していたのだが、意外なことに影響は殆ど残っていない。単なるスタミナ切れだったということなのかな。昨日見残した所は島の南東部に集中していて、しかも高低差が大きいので、朝食を済ませた後は宿に荷物を預けて徒歩で観光開始。今日も朝から良い天気で気温も上がっているが、さすがに朝のうちは真昼よりは過ごしやすい。美織所の近くまで歩き、「風の岩」に向かう山道に入る。灌木の間から岩場に出ると、所々がガレ場になっていたが、足下に気を付けながら山頂へ。午前中なので西側は順光条件となり、確かに眺めは良いのだけど、目的地の「風の岩」はどこ? こちらかなと北側に回り込んでみたけど見当たらない。名所紹介の写真を確認すると、その景色が見えるのは南西側になるはず。ということで南側を調べてみると、大分先にそれらしき岩を見付ける。岩の割れ目に身を横たえて眺める景色が最高なのだそうだが、そこまでの道筋の足許が危なそうで、さらに身を引き上げるのが大変そう。既に山頂付近をうろうろしている間に体力を消耗してしまったので、あっさり諦めて引き返す。

マッテラの浜

次の目的地まで車道を歩くとかなり遠回りになるが、「サムレー(侍)道」という旧道を使えば近道になる。草が少し伸びていたものの、近年整備された石畳の道は歩き易く、あっという間に外周道路に出て2km以上得したことになる。舗道を少し歩いてマッテラの浜に出たところで、木陰に腰を下ろして海を見ながら休憩。「二見が浦」という別名があり、日本の渚百選のひとつなのだそうだが、砂浜には漂着物が多く、海は珊瑚の暗い色が目立っていたのは潮汐の関係なのだろうか。

伊是名城趾

浜の近くにはガジュマルの巨木があるということだったが、標識が示す先は道なき道という感じだったので、パスして外周道路を先に進む。途中の展望台に立ち寄ってから東海岸に出ると、丘の上に伊是名城趾が見えてくる。急な階段の先の敷地内には、勢理客から移された伊是名玉御殿があるが、崩落の危険があるため現在は立入禁止となっている。そのまま北に進み続けると仲田港の近くに出て、道路の真ん中にあるフクギを見てから宿に戻り、荷物を取って港に送って貰う。早めに着いたのでターミナル内の食堂で島魚のづけ丼を食べてから乗船。

運天港に戻るや、すぐに隣の窓口で往復券を買って「フェリーいへや」に乗船。乗り継ぎ時間は35分しかなかったので少々不安だったが、「フェリーニューいぜな」の遅れは数分程度だったので、余裕で間に合い一安心。途中まではほぼ同じ航路を辿り、伊是名島を通り越してその先にある伊平屋島まで1時間20分。船をチャーターすれば伊是名から伊平屋までは僅か15分だが、最短コースを取るためフェリーとは違う港に発着することになり、それぞれの島で移動が必要になる。ということで定期船を乗り継ぎ、3時間掛けて前泊港に到着。既に夕方になっていたので、すぐ近くの宿に入った後はのんびりと過ごし、夕食を済ませてから就寝。