やはり今日は朝から雨。昨日よりは遅めに宿を出て、地下鉄１号線と２号線を乗り継いで、海雲台（ヘウンデ／해운대）に出る。今日は雨プログラムということで、比較的天候の影響を受けにくい観光場所を選んだが、傘を差しながら歩いて最初に訪れた場所がビーチだったりする。オフシーズンであいにくの天気だというのに、そこそこの人出があって驚く。リゾートホテルが建ち並び、晴れていれば景色が良い場所なのだろうけどと思いつつ、すぐ近くにある釜山アクアリウム（부산아쿠아리움）に入場。施設の殆どが地下にあるので、ゲートを潜るとすぐエスカレーターで下って、世界各地の魚が泳ぐ大小様々な水槽展示を見て回る。上下階にまたがる大水槽や、水中トンネルの他、水槽を真上から観察するための水面ボート（別料金）もある。餌やりのショータイムもあったけど、時間を合わせるのが面倒だったのと、混んでいたのでパス。館外に出ると雨は止んでいて、雲もどんよりとした感じではなくなっている。
昼食は乗換駅の西面（ソミョン／서면）でビビンバ（비빔밥）。すぐ近くの百貨店に立寄ってから、１号線で温泉場に出て虚心庁（ホシムチョン／허심청）へ。ショップやレストラン、結婚式場などからなる複合施設で、上階にある温泉を利用。午後からは天気が回復して、時折晴れ間も出ているので、南浦洞に出て市場をそぞろ歩き。港側にあるチャガルチ（자갈치）市場は魚の店が多く、昔ながらの小さな店が立ち並ぶ区画と、新しい魚市場の巨大な建物が同居している。北側にある国際市場（クッチュシジャン／국제시장）は、様々な品を扱う小さな店が所狭しと並んでいて、昨年訪れた台北の市場を思い出す。今更ながら釜山がアジアの港町であることを実感。
今日も宿で一旦休憩してから、夕食に出掛ける。国際市場近くの店で韓定食とトンドン酒（동동주）を注文。後で調べてみるとマッコリ（막걸리）とトンドン酒の違いを一言で表すのは難しいそうだが、とりあえず濾過していないトンドン酒の方がよりプリミティブ（？）なようである。韓定食は一人で注文しても、プルコギ（불고기）、焼き魚、各種キムチ、ナムルなど15皿以上とかなりのボリューム。食後は龍頭山に向かうエスカレーターの途中にある伝統茶の店に入って、五味子茶（オミジャチャ／오미자차）を飲む。夜になっても雨は降っていなかったので、もう一度釜山タワーの展望室に上って、夜景を眺めてから宿に戻る。
