2012/03/18(日)

フクジュソウ

今日は「曇りのち晴れ」の予報だったはずなのに、大阪は断続的な雨。理髪店と書店に寄ってから、京阪特急に乗って京都に向かう。ホームに着いたのは前の列車が出た直後だったので、旧3000系の2階席に座ってみたが、生憎の天気だったこともあって景色を見るよりも本を読んでいる時間の方が長かったりする。三条で下車して、最近開店した進々堂三条河原町店で昼食。おかわり自由のパンはどれも美味しかったけど、食べ過ぎないように自重。外はまだ曇っていたけれど、天気は回復傾向にあったので、久しぶりに京都府立植物園を訪れる。屋外はまだ花が少ない時期なので、まずは山野草展開催中の植物園会館に入って、フクジュソウやキクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどを鑑賞。

花の回廊

外に出てトキワマンサク(常磐満作)やミツマタ(三椏)の黄色い花を見てから、大芝生地に出ると、例年は北山門にある「花の回廊」が移転していて驚く。正門から来る客にも配慮したのかな。今年は直線状のルートになっていて、入ってすぐの所はアブラナ、ストック、アネモネ、プリムラ・マラコイデスなど色とりどりの花を並べた区画になっている。その後は赤、青、黄と場面転換をするように色別の花を集めた区画が続き、釣鉢で埋め尽くされた区画もある。鉢植えもここまで並ぶと壮観で、一足早い春を堪能。

三色の梅

回廊を出たところがちょうど中央休憩所だったので、改装されたばかりの建物でハーブティーを飲む。毎年今頃は、休憩所の近くにあるサンシュユ(山須臾)が満開になっているのだけど、寒さが長引いた今年は蕾の一部が開きかけたところ。そして例年だと盛りが過ぎているはずの梅林は、ようやく見頃を迎え、風の中に甘い香りを漂わせていた。北門の近くに行ってもクロッカスがちらほら咲きしているだけで、他の花はこれからといったところ。そうやって今年の寒さを再認識しつつも、それでも春は着実に近付いていることを実感。夕方、高島屋京都店の「東洋亭」で早めの食事を取ってから、大阪の宿に戻る。