2013/01/14(月)

昨日は当初の予想よりも早めに雨が降り出したが、その分早めに天気が回復したようで、朝起きると雨はすっかり上がっていた。熊本の山間部では積雪という予報が出ていたけど、ニュースを見る限り熊本空港発着便の欠航は報じられていないようである。折角天気が回復したのだから、もう少し観光したいところだったけれど、東進中の低気圧が猛烈に発達するとの予報がどうにも気になる。午前中は九州南部で風が吹き荒れ、関東にも夕方から影響が出るようなので、早めに動いておいた方がいいだろう。ということで宿の近くのバス停から「快速あまくさ号」に乗車。

コテージパイ

天草瀬戸大橋を渡って上島に入り、北岸を進んで上天草市の松島で休憩停車する頃には、青空が見えるようになっていた。「松島」の名の通り、風光明媚な場所で遊覧船も出ているが、今回はパス。ここから先は天草五橋となり、小さな島伝いに五号(松島)橋、四号(前島)橋、三号(中の)橋、二号(大矢野)橋と一気に渡って大矢野島へ。天草諸島で三番目に大きい島で、「天草四郎メモリアルホール」という記念館もあるが、ここも今回はパスして先に進む。最後に一号(天門)橋で三角ノ瀬戸を渡ると、本土側の宇土半島である。三角駅前を経由して三角西港から北岸沿いに宇土市街を目指す。三角西港も降りてみたかったのだけど(以下略)。宇土駅前から進路を北に転じ、熊本市内に入って終点の熊本交通センターで下車。とりあえず昼食ということで、久しぶりに「コッツウォルズ・ティールーム」に行こうとしたら、場所をよく覚えていなかったことに気付いたけれど、ケータイで少し検索してなんとか辿り着く。そっかビジネスホテルの1階だったっけ。注文したのはコテージパイと名物のワッフル(^o^)

熊本城

ここまで来れば空港までバス1本だし、このまま空港に向かうのはさすがに早すぎるかなということで、すぐ近くの熊本城を見学することに。最近出来たばかりの昔風の商店街「桜の馬場」を経由して、頬当御門から入園し、小天守と大天守の両方に登る。一部復元された本丸御殿も見学したけど、何だか見覚えがあると思っていたら、2008年11月に既に訪れていたことが後から判明。一通り見て回ったので、後は桜の馬場で熊本ワインの立ち飲みカウンターに寄ってから空港に向かおうかな~と思っていたところへ、航空会社から“雪のため欠航”というケータイメールが。どっしぇ~~~!!! ケータイサイトにアクセスしてみると、どうやら羽田が影響を受けている模様。既に空港入りしているなら、大阪経由にトライしたりするのだろうけれど、まだ熊本市内だったので市電に乗って熊本駅に急ぐ。

800系さくら

駅に着いて券売機を操作してみると、まだ新幹線は列車を選べる状況だったので、40分後に発車する「さくら」と、それに接続する「のぞみ」の切符を購入してから、駅構内の売店で土産と新聞と軽食の「いきなり団子」を調達。新幹線も停車する大きな駅なのに、意外と店が少ないなと思ったら、新幹線乗り場側の方が店が充実していることを後から知る。少し早めにホームに上がって他の列車を撮影してから、800系6両編成の「さくら」に乗車。熊本始発だけどわずか40分で終点の博多に到着。乗継ぎは7分しかないけれど、同じホームの反対側だから慌てなくても大丈夫。最初は空いていた指定席も、東に向かうにつれ混み出し、岡山を過ぎる頃には満席になる。東広島あたりは雪のため1分程度の遅れが生じていたが、新大阪到着時点では回復。途中、「いきなり団子」を食べつつ、文庫本を読んだり音楽を聴いたり、少し仮眠したりしながら過ごす。米原あたりは降っていなかったが、小田原を過ぎてから積雪のため徐行運転に入る。といってもそこから先は、元々スピードを出す区間でもないので、東京駅到着は10分も遅れてはいなかった。

京浜東北線は間引き運転になっていたようだけど、山手線は平常通り。そして勿論つくばエクスプレスも遅れていなかった。常磐線快速の方は雪の影響が出ていたみたいだが、TXに振り返る程でもなかったようである。昔より速くなったとはいえ、熊本から帰るのに7時間以上。国内でこれほど長く列車に乗り続けたのは、かなり久しぶりじゃないかな。帰宅してから調べてみると、今朝の段階では関東北部が雪となっていたのが、途中から関東全域が大雪と予報が急に変わったらしい。そして午後2時以降、羽田が前面閉鎖になった模様。帰りの飛行機を無手数料で払い戻しても、新幹線を使ったことで1万円以上高くついたことになる。それでも延泊になったことを考えると、今日中に帰り着けただけでもよしとしよう。