2013/08/13(火)

高田公園の蓮

久しぶりに熟睡して6時前に起床。宿をチェックアウトして、荷物を駅のロッカーに預けてからバスに乗ろうとしたら、駅前には乗り入れていない路線だったことに掲示を見て初めて気付く。慌てて少し離れた駅前通りのバス停まで移動して、なんとか乗り遅れずに済む。直江津から高田に向かい、大手町十字路で下車すると、高田公園までは歩いてすぐ。城跡の堀には蓮が植えられていて、その規模は東洋一と言われているので、これは見に来るしかない。しかもなるべく朝早くに、ということで到着したのは8時過ぎ。外堀は蓮の葉で埋め尽くされ、その間に花が咲いている。どちらかというと葉の方が目立つものの、一つ一つが大きな花であることを忘れそうになるくらい沢山咲いている。場所によっては白花など、違う種類も咲いている。全てを見て回るのは大変なので、南堀と北堀の一部をかすめつつ、西堀の東側を一往復した後は、内堀を渡って三重櫓に登る。

高田雁木造

高田公園を後にして旧師団長官舎を経由してから町の中心部に入ると、どの通りにも雁木が続いている。大通りだと巨大なアーケードになっているが、脇道には昔ながらの風情が今なお残る。街並を南から縦断して「町家交流館高田小町」を訪れた後、旧今井染物屋と旧金津憲太郎桶店の外観を眺めてから、高田駅前のバスセンターへ。リージョンプラザに移動して、上越科学館を見学した後、隣接の物産館で昼食をと思っていたら、土産用の食品しかなかった。仕方がないのでそのまま循環系統のバスに乗り、JRの反対側に出て春日山下で降りようとすると、1つ手前のバス停の目の前にコンビニがあったので、徒歩で少し引き返してサンドイッチと飲み物を購入。

春日山城趾より

遅めの昼食で元気が出たところで、春日山に向かって坂道を登り始める。30分歩くと謙信公銅像前に出るが、まだ城跡の入口に過ぎない。そこからさらに坂道を登って、三の丸、二の丸から本丸に出ると、眼下には日本海を背にした上越市街地が広がっている。手前の木々が若干視界を遮っているが、天守閣があった頃はもっと眺めが良かったのだろうな。帰りは毘沙門堂や春日山神社を経由して銅像前に戻り、元来た坂道を下る。麓には「埋蔵文化財センター」があったので、バス待ちの時間を利用して見学してから、直江津方面のバスに乗る。

イトーヨーカドー前で下車し、水族博物館まで歩く。夏休みなので家族連れで賑わう館内に入り、寒帯、温帯、熱帯に分かれたクラスター水槽群や、巨大水槽「マリンジャンボ」を見学した後は、屋上からの展望を眺める。徒歩で駅まで戻って荷物を取り出してから、特急「北越」に乗って直江津を後にする。バスの本数は少なくてもダイヤと睨めっこして、かなり効率良く回ることが出来たけど、春日山城趾はバス停から離れていたため、結局今日も暑い中を沢山歩くことになってしまった。そういえば直江津って「山椒大夫」ゆかりの地だったっけ、ということを後になって思い出す。

終点の新潟で降りて、駅の近くの宿にチェックイン。折角新潟に来たのだから、地酒の飲める店に入るべきなのかもしれないけど、歩き疲れて空腹な状況で煙の心配をしたくなかったので、駅の目の前で見付けたファミレスに入ることになる。