2013/08/28(水)

プラハ中央駅

宿をチェックアウトして、早めにドレスデン中央駅(Dresden Hauptbahnhof)に向かう。今日も1等車を予約したのでラウンジへ。事前に場所を調べておいたのですぐに見付かったが、アクセスが階段しかないので荷物があるとちょっと大変。ネットで情報収集してから構内で買物を済ませた後、国際列車"Vindobona"に乗り込む。コンパートメントは今日も満席。食堂車も併結されているけど、車内移動が面倒だったので、乗車前に買っておいたサンドイッチを座席で頬張る。昨日近郊列車で通ったエルベ川峡谷を抜け、気が付けば国境を越えていて駅名票などの表示がチェコ語に変わっているが、街並は大きく変わらないようである。平野を走り抜けて市街地に入り、約2時間の乗車でプラハ中央駅(Praha hlavní nádraží)に到着。

ムハ美術館

駅前の宿にチェックインして、部屋で暫し休憩した後、外出してまずは駅構内で両替。チェコはEUに加盟していてシェンゲン圏だけど、ユーロは導入していないことをすっかり忘れていたのである。アジア諸国だと現地で両替した方が安くなる場合が多いらしいが、チェココルナ(Koruna česká)は日本で両替するよりも高くなってしまった。続いて観光案内所でプラハカード(Prague Card)を購入。カードが使えなかったので現金払いになったが、ユーロだったので助かった。カードは明日から使うつもりなので、今日は入場無料にならない施設~ということでムハ美術館(Muchovo museum)に行っておく。アルフォンス・ムハ(Alfons Mucha)はパリで活躍したため、日本ではフランス語読みの“ミュシャ”の方で知られているが、実はチェコ出身だったということを最近になって知る。美術館は思ったよりも小さかったが、美麗な作品群だけでなく画家の生い立ちを紹介する展示も多かった。

グラーシュ

どんよりと曇った空の下、プラハの街路を歩いて、旧市街の入口にあたる共和国広場(Náměstí Republiky)に出る。広場に面した市民会館(Obecní dům)に入り、地下にあるレストランで早めの夕食。かなり空腹だったので、ビールと一緒にチェコの伝統的オードブルを注文。メインは牛肉のグラーシュ(Hovězí guláš)。元はハンガリー料理だけど、ハプスブルク領内だった周辺諸国にも伝わっていて、以前ウィーンでも食べたこことがある。チェコではクネドリーク(knedlíky)と呼ばれる蒸しパンが添えられるのが特徴で、グラーシュとも良く合うのだけど、かなり満腹になってしまった。それにしてもチェコはまだ店内禁煙ではないんだね。幸い近くの席では吸っていなかったけど、どうにも落着かないので食事が終わったらすぐに店を出る。今度の宿はネットが無料なので、時間を気にせず接続出来るのが有難い。