2013/08/30(金)

天文時計

一夜明けて、今朝は再び良い天気。今日も共和国広場から旧市街広場に出て、旧市庁舎(Staroměstká radnice)の天文時計(Orloj)の時報カラクリを見物した後、周辺を散策したり朝市を覗いたりして時間調整。30分前から市民会館の入口で待機し、10時になると同時に窓口に並んで入場券を購入。1日3回くらいしかないガイドツアーに参加しないと内部が見学出来ないのだけど、定員は各35名で当日券のみなので、早く来るに越したことはない。指定時間までまだだいぶあったので、すぐ隣の火薬塔(Prašná brána)に入る。「王の道」の起点に位置する塔で、始まりは15世紀まで遡る。最上部は展望台となっていて、旧市街を東側から眺めることが出来る。

スメタナホール

市民会館に戻り、少し早めに集合場所に向かう。時間になったところで案内役に従って、見学ツアー開始。まずは上階にある、荘厳なスメタナホール(Smetanova síň)から、様々に内装を凝らしたサロン群を抜けてゆく。チェコの芸術家の作品が並ぶ中、やはり印象的なのはムハ(ミュシャ)が手掛けた部屋で、絵画やステンドグラスなど全てのデザインを行ったのだとか。最後は地下の「アメリカン・バー」に降りてツアーが解散となった後は、旧市街広場近くの店で昼食。注文したのはポークの串焼きとモラビアの白ワイン。

プラハ旧市街

午後はまず旧市庁舎に行ってみたら、英語ツアーはだいぶ先立ったので、予定を入れ替えてカレル橋の近くの修道院クレメンティヌム(Klementinum)を訪れる。こちらは英語ツアーは1時間おきで、直後のツアーに申込むことが出来た。礼拝堂や図書室の内部は見事で、ケプラーやブラーエ縁の天文施設も興味深かったが、内部は撮影禁止。最後に訪れる天文塔の展望台からの景色は撮影可能で、今度は旧市街を西から眺めることになる。旧市街広場に戻って聖ミクラーシュ教会(Kostel svatého Mikuláše)とティーン教会(Kostel Matky Boží před Týnem)を訪れてから、旧市庁舎の英語ツアーに参加。様々な時代の建築が継ぎ足された建物なので、各部屋の構造や内装も一つ一つが異なっている。中世の部屋から現代のホール、そしてローマ時代の地下室まで、思ったよりも見応えがあった。ツアー終了後は塔に登る。エレベーターはかなりこんざつしていたので、今回も徒歩にする。そういえば今日は塔に登るのがこれで3回目だっけ~ということで旧市街を中心部から見渡す。赤煉瓦の屋根が広がり美しい眺めだけど、「百塔の街」という愛称から想像していた程、塔が目立つ訳ではなかった。

ローストダック

ヴルタヴァ川の畔にある美術工芸博物館(Uměleckoprůmyslové museum)で、ガラスや磁器などの装飾品を見たところで、各施設が閉まる時間となったので、締めくくりに夕刻のカレル橋へ。この時間はさすがに、観光客で賑わっている。中間地点まで行って引き返した後は、橋の全景が景が見える場所を探して撮影。夕食は橋から程近いチェコ料理の店に入る。都合良くローストダックの4分の1サイズがあったので、迷わずビールと一緒に注文。食後にはメドヴニク(Medovnik)と呼ばれる蜂蜜ケーキとコーヒー。暮れ始めた街路を歩いて宿に戻り、寝る前に帰り支度を始める。