2013/09/22(日)

登美の丘

甲府から路線バスに乗って、北西に向かう。盆地から丘陵地に入り、「サントリー登美の丘ワイナリー」が今朝の目的地。バス停は2カ所あって、最初に停まる「登美の丘醸造所(降車専用)」で下車。受付を済ませた後は、展示コーナーを見学しながら待つことになるが、すぐに集合時間となったので「リオンセラー」まで歩く。ここで解説映像を見た後、バスに乗ってブドウ畑を見下ろす展望台へ。今日も南の山並みは雲に覆われているが、うっすらと富士山の形を確認することが出来た。斜面にはブドウ畑が広がっていて、品種別に区画が分けられている。展望台の近くはカベルネ・ソーヴィニヨンで、暗紫色の実がなっている区画もあった。

テイスティング

バスに乗って醸造所エリアに戻る。途中の道路に、昔の名残りでスイッチバックが残っているのが面白い。樽熟庫や瓶熟庫を見学した後、地下のセラーでワインテイスティング。白が甲州2種類と、シャルドネ、赤がビジュノワールと「登美の丘」の計5種類。同じ甲州でもステンレスタンクと木樽では風味がかなり異なるんだね。癖がないと日本酒のような風味になるから驚き。チーズやクラッカーも付いていて、口直しの水は勿論、「南アルプス天然水」。ツアー終了後は、別のバスに乗って「ワインガーデン」に移動。昼過ぎになっていたのでレストランは順番待ちになっていたけれど、思ったよりも早く席に案内された。折角ここまで来たのだからと、注文したのはビーフシチューと「登美」の赤。ワイナリー最高峰の赤で、ボルドーの格付けシャトー並の値段がするのだけど、確かに香りも力強さも半端ない。売店でワインを3本購入して宅配にした後は、景色を楽しみながら付近を散策。テイスティングカウンターもあったけれど、既にかなり飲んでいたのでパス。そういえば十数年前に来た時は、ここのカウンターで無料テイスティングワインを飲んだのだったっけ。当時はワインのこと全然分かっていなかったから、何を飲んだのかさえ覚えていない。

武田神社

帰りのバスではさすがに寝入ってしまう。途中、山梨県立美術館前にも停車するので、ワイナリーと掛け持ちも可能だったんだね。駅の南口に戻って、反対側の北口からバスに乗車。武田通りを真直ぐ北上し、突き当たりの終点で下車すると、すぐ目の前が武田神社となっている。その名の通り武田信玄公を祭神とする神社で、元は武田氏館(躑躅ヶ崎館)があった場所である。本殿と宝物殿を訪れた後、バスに乗って帰ろうと思ったら、直後の便は休日運休でその次は40分後。これなら歩いた方が早いかな、ということでそのまま坂を下りる。駅前に戻って、閉館間際の藤村記念館を見学してから、中央線で分断された舞鶴城跡を散策。

夜は昨日と同じ店で小豆ほうとうを食べる。早い話がほうとう入りのぜんざいといったところ。ハーフサイズがあったのでそちらを注文したが、それでも相当満腹になった。