2014/05/03(土)

ブルックリン橋

地下鉄でブルックリン(Brooklyn)に渡り、ハイストリート(Higt St)で下車。昨年はここからイースト・リバー(East River)の畔に向かったのだけど、今回は逆方向に歩いてブルックリン橋(Brooklyn Bridge)の橋脚を目指す。階段を登ると車道の上にある歩行者・自転車用通路に出る。天気が良いせいか、思ったよりも沢山の人が歩いている。対岸のマンハッタンの景色を眺めながら歩いていると、鋼鉄ワイヤーで吊られた区画に入る。「スチール・ハープ」の別名の通り、放射状に広がるワイヤーはまるで弦楽器のようである。約30分で終点のマンハッタンのダウンタウンに到着。

ニューヨーク市庁舎

橋の延長上にニューヨーク市庁舎(New York City Hall)があるけど、改装工事中だったので敷地の外から眺めるだけ。少しでも建物が良く見える場所を探そうと、裏手から大回りしてしまったけど、一番近付けるのは歩き始めた地点の近くだったりする。ここでも八重桜が咲いていて、青空と白い建物に映えていた。すぐ近くの市庁舎・ブルックリン橋駅は各停6系統の始発駅だったけど、急行系統が来たので乗換駅の59丁目(59 St)に乗ったら、6系統はなかなか姿を見せなかった。どうやら見送った列車に乗ったことになるみたいで、結局所要時間の差だけ待たされたようである。

クレオパトラの針

77丁目(77 St)で降りて、ガイドブックに載っていたベーグル屋で軽く食べようと思っていたけど、なんだか入り辛い感じだったので、パスしてそのままセントラルパーク(Central Park)に向かう。今回の目的は、メトロポリタン美術館の裏手にある“クレオパトラの針(Cleopatra's Needle)”と呼ばれるオベリスク。同時期にパリとロンドン、ニューヨークに移された3本のことを指すが、このうち対になっているのはロンドンとニューヨークの2本。昨年来た時にはまだ存在を知らなかったので、近くまで行ってみたのだけど、なんと補修工事中で足場に覆われていたorz

公園を出て少し南に歩き、フリック・コレクション(Frick Collection)を訪れ、フェルメールの「兵士と笑う女」「稽古の中断」、そして「女と召使い」に再会。昼を食べ損ねてかなり空腹になっていたので、他の作品も一通り鑑賞してから、地下鉄を乗り着いて宿に帰り、コンビニで買ったサンドイッチを食べる。午後から天気が崩れるという予報もあったけど、結局ちょっと曇っただけだった。昨日と今日はボストンやナイアガラに行くことも考えたのだけど、どちらもかなり強行軍となるため、昨年行きそびれたところをのんびり訪れることにしたのである。とはいえ今日も結構歩き疲れたので、明日の情報収集をしてから早めに就寝。