2014/08/09(土)

キュー植物園

ロンドン滞在中に確実に天気が良いのは今日だけだったので、やっぱり今回も地下鉄を乗継いで王立キュー植物園(Royal Botanic Gardens, Kew)を訪問。開門より少し早く着いたので、近くで時間調整してから入園。椰子温室(Palm House)と睡蓮温室(Waterlily House)を見学した後は、分類花壇(Plant Family Beds)など、屋外を散策。キュー植物園は5回目だけど、最近は春ばかり来ていたので、夏場は12年ぶりということになる。季節が異なれば当然、咲いている花も違っている。皇太子妃温室(Princess of Wales Consevatory)内部を回ってから、キュー宮殿(Kew Palace)の前を経由して、今回も樹冠歩道(Treetop Walkway)に登って一周する。春に来た時は花が咲いていたマロニエも、今は実が生っている。

椰子温室

いつもと違う方のレストランに行ってみたら、昼食メニューはまだ準備中だったので、パゴダ(Pagoda)を見に行ってから戻る。注文したのはサーモンのロースト。食後は植物画を鑑賞してから、温帯温室(Temperate House)へ。こちらは現在改装工事中で、がらんどうになった温室内部を入口付近から見学することが出来る。今回は夏らしい場所を中心にということで、地中海庭園(Mediterranean Garden)を抜けて、椰子温室(Palm House)裏側のバラ園(Rose Garden)に出る。盛りを若干過ぎていたものの、色とりどりの品種が咲いていた。

メイズオブオナー

春ならシャクナゲやブルーベルを見に、テムズ川(River Thames)まで歩いていたところだけど、多分今は見事な花はないだろうということで、売店を経由して外に出る。昼食からまだそんなに時間が経過していなかったけど、ここまで来たからにはやっぱり外せないということで、"The Original Maids of Honour"で早めのアフタヌーン・ティー。といってもメイズオブオナー(エッグタルト)とスコーンが2種類なので、本格的なものよりは軽めである。満足したところで、ディストリクト線(District Line)に乗って市内に戻る。

クレオパトラの針

エンバンクメント(Embankment)で下車し、テムズ河畔に出ようとしたら、自転車のイベントだったらしく車道には大量の自転車が行き交っていたが、整理員の指示に従って横断。ここに来た目的は“クレオパトラの針(Cleopatra's Needle)”と呼ばれるオベリスク。5年前に大観覧車“ロンドン・アイ(London Eye)”から撮影した写真を拡大すると写り込んでいたのだけど、当時は認識していなかったし、やっぱり近くで見ておかないと。パリのコンコルド広場、ニューヨークのセントラルパークに続いて、“クレオパトラの針”を3本とも見たことになる。ただし今春ニューヨークに見に行った時は、補修工事中で足場に覆われていたけど...

テムズ川に架かるハンガーフォード橋(Hungerford Bridge)を途中まで渡ってから、チャリングクロス駅(Charing Cross station)を経由して、トラファルガー広場(Trafalgar Square)に出る。夕方のナショナルギャラリー(National Gallery)に入館して、フェルメールの2作品「ヴァージナルの前に立つ女」「ヴァージナルの前に座る女」と、印象派の作品群を鑑賞。帰りは地下鉄に乗る前に、ピカデリー広場(Piccadilly Circus)からリージェント通り(Regent Street)を少しだけ歩く。夜はスーパーで調達したサンドイッチで軽く済ませる。