2015/07/29(水)

旧王宮内部

今日も施設の開館時間に合わせて、ゆっくりめの行動開始。地下鉄の駅まで歩いて、券売機で一日乗車券を購入してから、路面電車で旧市街に移動。王宮広場を訪れるのは3日連続となるが、今日はようやく旧王宮(Zamek Królewski)の中に入って、最上階にある大広間や謁見室、王族の寝室や居間などを順に見学。旧王宮も戦争中に破壊されてしまったけれど、調度品は疎開させていたため、戦後になって建物だけでなく内部も復元することが出来たそうである。調度品の中にはカナレットが精巧に描いたワルシャワの街並みの絵が何点かあったので、旧市街の復元に役立ったのだとか。

ジューレック

旧王宮の周辺を少し散策してから、旧市街にある店に入って早めの昼食。注文したのは発酵ライ麦を使ったスープであるジューレック(żurek)とサーモンのソテー。今日もチーズケーキを食べるつもりだったけど、あいにく品切れだったので代わりにチョコレートケーキにしておく。こちらも特大サイズではなかったけど、しっかりとした美味しさ。食後は名残の散策も兼ねて、旧市街広場や王宮広場を通り、旧市街の麓にある電停から路面電車に乗車。

ショパン像

3キロ離れた電停で下車し、少し歩いてワジェンキ公園(Park Łazienkowsk)に入る。ちょうど入口近くにあるのが有名なショパン像(Pomnik F. Chopina)。夏場は毎週日曜日に、像の前の広場で野外コンサートが開かれているのだけど、残念ながら今回は平日の滞在。木々の間の道を下って、ワジェンキ宮殿(Pałac Łazienkowsk)も見学。ポーランド最後の王によって建てられた夏の離宮で、こちらも戦争中に内部を破壊されてしまったが、現在では修復されて17~18世紀の美術品が展示されている。公園内を一回りして主だった施設を見た後、隣接する植物園にも行ってみようかと思ったら、入口が相当遠回りになる上、結構歩き疲れていたので止めておく。路面電車で宿に戻った後は、中央駅の構内のスタバで軽く夕食を済ませる。