2015/07/30(木)

今日は移動なので朝、念のためケータイに電源を入れたら、英語のメールを受信。何かと思えば、航空会社から欠航のお知らせだったorz 指定のサイトにアクセスしたら、振替の乗継旅程が表示される。そうかフランクフルト経由になるのか~ってフランクフルト発の行き先がパリになってる!!? 確かに最終目的地はパリなのだけど、途中降機で2泊する予定だから、今日連れて行かれても困るのである。電話で交渉するよりも空港に行った方が早いかな、ということで早めに宿を出てワルシャワ中央駅からショパン空港ゆきに乗ったら、こういうときに限って途中の駅で運転を見合わせたりする(T_T) アナウンスはポーランド語のみで事態が分からず、車内の乗客も半分以上降りてしまったけど、まだ残っている客も多いということは再開の見込みがあるのかな、と暫く待っていると2度目のアナウンス。なんとか「分」という単語だけは聞き取れた。具体的な数字を出しているということは、そのうち動き出すのかなと思っていたら、程なくドアが閉まって運転再開。結局20分遅れで空港に到着。

リンダウ

カウンターで状況を説明したら、今日の予約を途中降機地までに変更して、明後日の予約を元に戻して貰えた。念のため別カウンターで旅程表を印刷して貰ったが、その時点で既に出発まで1時間を切っていたので、慌てて保安検査に向かう。ラウンジでジュースだけ飲んでから搭乗口に急ぐ。スイス国際航空機は出発が少し遅れたけど、一安心したところで機内食(ソーセージと玉子)の後は眠ってしまう。目が覚めた時は着陸予定時刻を過ぎているはずのに、まだ上空で旋回中。乗継は70分だけど、大丈夫だろうかと思っているうちに着陸態勢に入ったが、空港内での待機もあって結局45分遅れでチューリッヒ空港(Flughafen Zürich)到着。次の搭乗口に早足で向かったが、さすがに乗継便も遅れていて、まだ搭乗開始になっていなかった。ようやく乗り継ぎ便の出発となって、やれやれと思いつつ、そういえば預けた荷物は追いついているのだろうか、まぁ今心配しても仕方ないか~と思っているうちに離陸。上空から湖に浮かぶ街を見かけたが、後から調べたらボーデン湖(Bodensee)のリンダウ(Lindau)だった。2回目の機内食はスモークサーモン。どちらもスイス国際航空なので、オードブルはチーズだった。

ウィーン国際空港(Flughafen Wien-Schwechat)に到着して、手荷物を受け取ろうとターンテーブルの前で待っていても、いつまでたっても預けたスーツケースは出て来ない。もしかしてもしかしなくても、14年ぶり2回目となるロストバゲージだよね。乗り継ぎがタイトだったから、やっぱりそうなるよね~ということでカウンターで手続きを済ませて、スターアライアンス“お泊りセット”を貰う。期せずして身軽な状態で、CAT(City Airport Train)という名の空港連絡鉄道で、ウィーン・ミッテ駅(Wien Mitte)に出て、地下鉄に乗ってフォルクステアーター(Volkstheater)に移動。駅近くの宿にチェックインして、少し休憩してから行動開始。当初の予定よりも遅くなって、手荷物も届かなかったけど、今日のうちにウィーンに着けただけでもよしとしよう。

クンストハウス

環状道路(RIng)の電停から路面電車に乗って、クンストハウスヴィーン(KunstHausWien)を訪れる。曲線を多用して様々な色や素材を組み合わせたフンデルトヴァッサー(Hundertwasser)建築は、ウィーンの家並みの中でもひときわ異彩を放っている。ちょうど先日訪れたバルセロナのガウディ建築のように。クンストハウスの1階と2階はフンデルトファッサーの常設展で、3階と4階は特別展に充てられている。折角なので共通券を購入して、マイヤーウィッツ(Meyerowitz)の写真展も見学。フンデルトヴァッサーの建物は“植物との共生”が主題の一つで、壁から外に向かって樹が育つようになっている。平面を排した床は波打ち、室内にはところどころ水も流れている。画家として活躍していた時期も長く、常設展の大半を絵画が占めていた。

百水住宅

続いてすぐ近くのフンデルトファッサーハウス(Hundertwasserhaus)へ。その名の通り、フンデルトヴァッサー建築の共同住宅だが、内部は見学不可なので外観を眺める。つぎはぎ細工のような建物は、半ば緑に埋もれかけている。ウィーン市内にはもう一つ、シュピッテラウ焼却場(Fernheizwerk Spittelau)というフンデルトヴァッサー建築があるけど、今回は時間がなくて断念。ただし10年前に、宿の近くから遠景写真を撮っている。そういえば大阪市環境局舞洲工場もフンデルトヴァッサー建築なので、そのうち行ってみたいな。

路面電車で宿に戻り、すぐ近くにガイドブックに載っている店に行ってみたら、既に混雑していたし、今日は機内食が2回出たのでそれほど空腹という訳でもないし~ということで、スーパーでサンドイッチを調達してから宿に戻る。