2016/01/30(土)

雨は雪に変わることなく、朝起きても窓の外は白くなかったので一安心。まだ少し雨が残っていたので、JRの駅前から空港ゆきのバスに乗ったが、思いの外混雑していた。天気は西の方から回復中だけど、飛行中に見える地上はずっと雲に覆われていて、着陸体制になってようやく雲の下に出る。

館内レストラン

カメラのメディアを持参するのを忘れていたので、徳島空港に着いていからターミナル内のコンビニで調達。バスの乗車券を購入してから外に出ると、風が強くて少し肌寒かった。鳴門方面のバスに乗り、鳴門駅から小鳴門橋を渡り、大塚国際美術館前で下車。これまで大鳴門橋のたもとにある鳴門公園を2回訪れていて、そのたび途中の美術館が気になっていたので、天気や干潮の時間が合わない今回ようやく訪れることになったのである。入口の券売機で入場券を買って、4~5階分はありそうな長いエスカレーターで上ることになるが、その先で館内地図を確認しても現在位置がなかなか見付からない。てっきり上の方の階にいるのかと思っていたら、そこが展示フロアの一番下の「地下3階」だったとは。立地が斜面の建物だと入口によってフロアが違うというのはよくあることだけど、ここまで差が大きいのは驚きである。とりあえず1階に上って、一旦外に出て別棟にあるレストランで早めの昼食。以前は1階にも大鳴門橋側に出入口があったようだけど、現在は閉鎖されて地下3階よりも深くにある「正面玄関」のみ、という不思議な状況になっている。

大塚国際美術館

大塚国際美術館は、ヨーロッパの絵画を中心とした数々の名作を再現した陶板を展示したもの。フロアは地下3階から2階まで5つもあって、作品数は千を超えている。時代順からすると下から観ていくべきなのだろうけど、最初にレストランに行ったこともあり、上階の現代美術から、近代、古代へと遡る。いずれも複製とはいえ、「モナリザ」や「ゲルニカ」といった単体の有名作品だけでなく、システィーナ礼拝堂の壁画・天井画を原寸大で再現するなど、とにかくスケールが大きい。早足で見て回っても、3時間以上の滞在となった。ヨーロッパで本物を見たことがある絵も多かったけど、現地で見たはずだけどよく覚えていない絵も多かったりする。

バスに乗って徳島空港を経て徳島駅に出る。途中、渋滞のため20分近く遅れたけど、予定していた列車には十分間に合う。徳島戦の普通列車に乗って、1時間と少しで終点の穴吹に到着すると、辺りは既に暗くなり始めていた。駅近くの歩行者用の橋で、吉野川の対岸に渡る。宿に向かう途中にファストフード店があったので、軽く夕食を済ませてからチェックイン。疲れていたので明日の予習をした後は、早めに就寝。