2016/05/03(火)

鐘楼より

今日は朝から良い天気。大運河に面したテラスで朝食を取る人も多かったけど、思ったよりも肌寒かったので、屋内のテーブルを使用。今朝も水上バスは途中のリアルトゆきしか来なかったので、終点から徒歩でサン・マルコ広場に向かう。3日目にしてようやく晴天となったので、広場に面した鐘楼(Campanile)に登る。朝一番に行っても順番待ちとなったけど、エレベーターで展望台に上がると青空の下、運河と海に囲まれたラグーナに昔からの街並みが広がっている。やはり天気が良いと眺めは最高。4つの方位の窓を何度か巡って、撮影しながら景色を堪能。

ヴェネツィア本島


広場に戻ってドゥカーレ宮殿の前を通り過ぎ、その先の船着場から2系統の水上バスに乗船。循環ルートの逆側の始発で、大運河の延長であるサン・マルコ運河(Canale di San Marco)を渡って、最初の停留所であるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島(Isola di San Giorgio Maggiore)で下船。小さな島には同名の教会(San Giorgio Maggiore)があり、付属の鐘楼にエレベーターで登ることが出来る。という訳で、先ほどとは違う角度から景色を眺めると、ヴェネツィア本島の手前側に、サン・マルコ広場や周囲の建物群が見える。現役の鐘楼なので、正時になると間近で大音量の鐘が鳴り響く。そのまま隣の島を回って1時間で戻るコースもあったのだけど、おとなしく逆方向の水上バスで本島に戻る。

アンチョビパスタ

1系統の水上バスに乗り継いで、カ・ドーロで下船。ネットで調べた店に行ってみたら開店前だったので、予定を前倒ししてサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会(Santi Giovanni e Paolo)を訪れる。内部は巨大な空間が広がり、荘厳な装飾が施されているが、サン・マルコ教会と同様に撮影禁止。帰りもぐねぐねと路地を歩いていくつもの水路を渡り、元来た道を逆に辿ったつもりが途中で曲がる場所を間違えたらしく、気が付けば見覚えのない場所が続くようになっていた。それ程広い島ではないので、そのうちどこかの水辺に出るのだろうけど、だいぶ遠回りになるのかな~と思っていたら大きな教会の前に出たので、現在地を特定して元の場所に戻ることが出来た。さっきの店は開店時間を過ぎていたが、待つことなくテーブルに案内された。シーフード中心のメニューの中から、アンチョビのパスタと温野菜を選択。

午後最初の目的地は大運河から離れた場所にあったので、サン・トマ(San Toma)まで水上バスで移動してから路地を歩く。教会を通り過ぎ、確かこの辺りにあったはず~と思ったら、それらしい場所には見当たらない。あれ、おかしいなと地図を見直したら似た名前の建物と勘違いしていたことに気が付く。正しい場所に行ったらすぐに建物が見付かったが、そういえば途中に標識が出ていたな。というわけでようやくたどり着いたサン・ロッコ大同信組合(Scuola Grande di San Rocco)に入り、壁面や天井のティントレットらの絵画を鑑賞。

リアルト橋

昼から一時雨になるような予報だったけど、天気はまだもちそうだったので、水上バスでサルーテ(Salute)に移動してから周辺を散策。サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Santa Maria della Salute)からラグーナの先端部分に出て、行き交う船や対岸の景色を眺めた後、一旦宿に引き上げて休憩。夕方から夜にかけて雲が増えて雨が降りそうな感じだったけど、リアルト橋近くの昨日の昼と同じ店で夕食。今度は魚のソテーを注文したら、まるごと1匹出てきたので驚いたけど、小さなサイズだったので問題なく完食。結局宿に戻るまで雨に降られることはなかった。ヴェネツィアの夕景や夜景も印象的なのだろうけど、夏時間なので暗くなるのはかなり遅くなってからのこと。まだ体力を残しておかなければならないので、明日に備えて早めに就寝。