2016/07/19(火)

ルフトハンザ機内食

朝食会場では昨日見つけた白ソーセージ(Weißwurst)を今日も食べたけど、全体的な量は少し控えめにしておいて、部屋に持ち帰ったコーヒーと一緒にシュネーバルの残りを食べる。宿をチェックアウトした後は、近郊列車で空港入り。今回も先に来たのはS8系統だった。第2ターミナルで搭乗手続きを済ませ、シャトルでサテライトに移動してからラウンジで休憩。乗る前に水を買おうとしたら、思ったよりも高くて手持ちの硬貨では足りなかったのでやめておく。ルフトハンザ便でミュンヘンを出発して、東に飛ぶこと約1時間。機内食が出たのであっという間のフライトとなり、市街地を見ながらブダペスト・リスト・フェレンツ空港(Budapest Liszt Ferenc nemzetközi repülőtér)に着陸。

日本ではレートが悪くてフォリント(forint)への両替は少なめにしておいたので、到着ロビーで追加両替してみたら、やはりレートは現地の方が良かった。建物を出て市バス乗り場に行ったら、券売機が2台しかなくて、順番待ちをしているうちにバスが発車してしまったので、1日乗車券を購入して次のバスに乗車。終点のケーバーニャ・キシュペシュト(Kőbánya–Kispest)で地下鉄3号線に乗り換えると、かなり年季の入った車両がやって来る。車内に電光掲示はないので、駅数を数えて降り損ねないように注意する。市内中心部の駅で下車して、駅から少し歩いて宿にチェックイン。部屋に入ってとりあえずネットに繋ごうとしたら、無線LANに問題があったようで接続出来ない。フロントで問合せたら担当者が部屋に行くとのことだったが、1時間近く待つことになる。ようやくやって来た担当者に状況を説明したら、確認に時間が掛かるとのことだったので、とりあえず出掛けることにする。

ブダペスト市街

地下鉄3号線から4号線に乗り換えると、ホームも車両も新しかった。ドナウ川(Duna)を越えて、聖ゲレールト広場(Szent Gellért tér)で下車。ブダペスト(Budapest)はマジャル語(ハンガリー語)では“ブダペシュト”になるが、これはドナウ川西岸のブダ(Buda)と東岸のペシュト(Pest)の合成地名で、今はペシュト側からブダ側に移動したことになる。駅を出てドナウ川に架かる自由橋(Szabadság híd)を見に行ってからゲッレールトの丘(Gellért-hegy)に向かおうとしたら、道路工事中で横断出来なかったため、一旦駅の入口まで戻ることになる。坂道を登って公園に入ると、複数のルートに分かれていたが、人の流れを見ながら最高地点を目指す。坂道と階段を登り続け、ようやく銅像がある展望台に到着。天気が良くてかなり暑く感じるくらいだったが、空に雲が多くて、眼下の景色の一部は陰に入っていたので、雲が移動するのを待ってから、ドナウ川やエルジェーベト橋(Erzsébet híd)、対岸のペシュト地区の写真を撮影。丘の上に経つ要塞(Citadella)を回って北側に出ると、王宮の丘を見下ろせるようになる。ガイドブックに載っていた展望スポットまで行ってみたが、それ程視界が開けている訳でもなかった。要塞は内部に入れないようだったので、途中の展望所に立ち寄りながら麓に降りる。

グヤーシュ

宿の最寄りの地下鉄駅を出たところに売店があったが、閉まっていたので今後の飲料はどこで入手しようかと思っていたら、道路の向こう側にスーパーがあったので調達しておく。ホテルに戻ると部屋を移ることになっていて、新しい部屋は若干狭くなったけれど、やっぱりネットに繋がる方が有難い。夕食は宿に近くの店に入る。ハンガリーといえば、ということで一皿目はグヤーシュ(Gulyás)。オーストリアやスロバキアにも伝わっているが、発祥はここハンガリー。付け合わせのパプリカペーストを使うと、他の国で食べたものよりずっとスパイシーになった。ワインはハンガリー産の赤で、お勧めを注文したらカベルネ・ソーヴィニョンとメルローというボルドータイプだった。メインはスモークポークのハッシュドポテト添え。デザートワインで有名なトカイ・アスーもあったけど、旅行中は連日ワインを飲んでいるし、今日も昼と合わせるとそれなりに飲んでいるので止めておく。