2016/08/21(日)

或る列車

朝食なしプランにしたつもりが、朝食付きになっていたのは無意識のうちなのだろうか。少しだけ食べておいてから、一旦部屋に戻ってすぐにチェックアウト。駅構内のロッカーに荷物を預けてから、快速「シーサイドライナー」に乗って佐世保に移動。みなと口から出て少しだけ海を眺めてから、改札内に戻って高架ホームに入線した「或る列車」に乗り込む。5月に大分コースに乗ったばかりだけど、どちらか一方が当たればと思って一緒に申し込んだ長崎コースも同時当選。片方をキャンセルすることも考えたけど、景色やメニュー(月替わり)も違うので、折角だからとそ両方とも決済したのである。座席は前回と同じく2号車の1人用個室で、2つあるうちの全く同じ席番。前回は進行方向と逆向きだったけど、今回は進行方向でしかも海側。ただし真夏なのでブラインドを開けると窓ガラスから熱気が伝わるので、景色の良い場所以外は極力閉めておくことにする。

スイーツコース

佐世保を出て、まずは「灼熱の太陽」と題した弁当とガスパチョを味わう。ハウステンボスを通過したところで、スイーツ3品「水中花」「トロピカル」「ロングバケーション」とミニャルディーズ「涼風」。8月ということで夏がテーマになっているけど、運転開始1周年記念なので「1周年の夏祭り」というコース名。ワインのメニューも少し入れ替わっていたが、今回も泡(都農ワイン)→白(熊本ワイン)→赤(都城ワイナリー)の順に注文(食後はコーヒー)。ただし前回少し飲みすぎた反省から、いずれも一杯ずつに止めておく。午後から炎天下を歩き回る予定だから、無茶をしないようにしないとね。午前中なので窓から見える大浦湾は順光。線路のすぐ近くまで海が迫っているのが大村線。諫早から長崎本線に入るが、長与回りの旧線を走る。大分コースと違って、途中でホームに降りられる長時間停車はないが、同じくらいの所要時間で終点の長崎に到着。昨夜は佐世保に泊まれば慌ただしくなかったのだろうけど、稲佐山の夜景も目的の一つだったので長崎泊にしたのである。結果的に荷物を預けっぱなしにして、持ち運ばずに済んでいる。

グラバー園

長崎駅前から路面電車を乗り継ぎ、坂を登って十一年ぶりとなる大浦天主堂へ。付属施設の展示も見学してから、同じく十一年ぶりのグラバー園も訪れる。旧グラバー住宅、旧リンガー住宅、旧オルト住宅の他、旧ウォーカー住宅など移築建造物を順路に沿って見て回る。屋外はかなり暑かったけど、とても天気が良かったので、高台からの眺めも素晴らしい。昨夜訪れた稲佐山も、山頂の建物まではっきりと確認出来る。今日は36℃の猛暑日という予報だったが、実際の予想最高気温を後から調べたら34℃。帰りは斜面上方の第2ゲートから外に出て、「グラバースカイロード」の垂直エレベーターと斜行エレベーターを乗り継ぎ、石橋から始発の路面電車に乗る。築町乗り継ぎで長崎駅前に戻って荷物を取り出し、駅前のターミナルからバスに乗って空港入り。長崎発は出島道路経由の直行便が頻発しているので、時刻表を覚えていなくてもそれほど待たずに乗ることが出来る。

空港到着時点で、搭乗予定便は折り返し機材の到着遅れにより、出発が80分遅れることになっていた。仕方がないのでカード会社ラウンジでのんびりと休憩した後、昨日と同じ店に入って夕食。佐世保バーガーにも惹かれたけど、昼はスイーツコース&ワインだったので、少しでもヘルシーにということで、島原ポークと野菜のせいろ蒸しを注文。土産を購入してから保安検査場を通過して搭乗ゲートに進んだが、そろそろ搭乗開始という頃になって、羽田混雑のため管制から待機の指示があり、さらに30分遅れるとのアナウンス。今夜中に帰れるか心配になる頃合いだけど、焦ってもどうにもならないので、搭乗待合室で待機。幸いそれ以上遅れることはなく、約2時間遅れのまま羽田に到着。着陸はB滑走路でゲートも本館59番と出口に近かったので、なんとか秋葉原発の区間快速の最終に間に合う。つくば到着は日付が変わった後だけど、明朝は台風の影響を確実に受けるので、今夜のうちに移動出来ただけでもよしとしよう。