2016/09/17(土)

米沢牛ステーキ丼

明け方、目が覚めたついでに作業していたら、寝直そうとしても眠れなくなってしまったので、そのまま活動開始。荷造りを済ませて家を出て、北千住乗り換えで上野に出る。さすがに駅弁には早い時間だったので、間食を調達してから新幹線ホームに降りる。例によって早めに到着したため、指定の列車が来るまで暫く待つことになる。乗り込んだE3系「つばさ」の新塗色車は、連休初日とあってグリーン車でも満席。東北新幹線を走って、福島で「やまびこ」と別れた後、最初に停車した米沢で下車。駅近くの店で昼食を取ろうと思ったら貸切だったので、そのまま西に向かって歩き続ける。どこかで軽食でも調達することになるのかな~と思っていたところで、米沢城址の手前の観光施設にレストランがあったので、禁煙であることを確認してから入る。折角本場に来たのだからということで、メニューに“米沢牛”と明記してあるステーキ丼を注文。値段だけのことはあって文句なしに美味だけど、やっぱりワインと一緒の方がよかったかな。

上杉神社

松岬神社を経て、堀を渡って米沢城址へ。城跡の大部分は現在、上杉神社となっている。江戸時代は上杉氏の居城だったが、室町~安土桃山は伊達氏の居城で、「伊達政宗生誕の地」の石碑もある。境内にある稽照殿は上杉謙信愛用の品の他、直江兼続の「愛」の兜などが展示されている。あの時代に「愛」をアピールするとは珍しいと思っていたのだけど、実は愛宕権現に因む戦勝祈願だったらしい、ということを今回初めて知る。米沢城址を出て、上杉記念館(旧上杉伯爵邸)の外観を見学してから、米沢市上杉博物館を訪れる。上杉博物館は「洛中洛外図」の上杉本(国宝)を所蔵するが、通常はレプリカを展示。来月と再来月には特別展「伊達氏と上杉氏」を開催予定とのこと。

アルカディア

米沢駅を一旦通り越して、東に向かって県道を歩く。目的地は地名表示が「山形県米沢市アルカディア」となる場所。今年再演となる夜会「橋の下のアルカディア」に因むことは言うまでもない。国内に実在する“アルカディア”にあるのは、企業団地「米沢オフィス・アルカディア」。住宅街ではないためさすがに住居表示は見当たらず、代わりに団地名の看板類を撮影。地図によるとアルカディア町内の真ん中付近に調整池があって、細い川が流れていることになっているのだけど、調整池の大部分はコンクリートの広場になっていて、川(用水路?)に水は流れていなかった。

高畠ワイナリー


アルカディアの滞在が長引いたため、慌てて駅に戻ってロッカーから荷物を取り出し、奥羽本線(山形戦)の下り列車に乗車。運転本数が少ないので、これを逃すと1時間待ちとなるため急いだのだけど、行き違い待ちで5分遅れだったりする。2つ先の高畠で下車し、跨線橋を渡って10分ほど歩いて高畠ワイナリーへ。工場見学をしてからワインの試飲・購入の後、ワイナリーの近くに広がる畑も見学。ここまではずっと傘を使わずに済んだが、駅に戻る頃には雨が降り始めていた。普通列車で山形に移動し、少し離れた場所にある宿にチェックイン。夕食は店を探すのが面倒になったので、駅ビルのスタバで済ませる。昼のステーキ丼の反動という話もなくはない。