2016/09/18(日)

酒井ワイナリー

奥羽本線の上り列車に乗って、赤湯で下車。駅から温泉街までは歩いて30分。時間の都合上、丘の上にある烏帽子八幡宮を先に訪れる。参道の階段の途中にある鳥居は、継ぎ目のない石造りとしては日本最大級なのだとか。丘を降りて開店直後の「酒井ワイナリー」で、いの一番で特別ツアーを申し込む。事前予約の工場見学は、収穫期前後は行っていないとのことだったが、この3連休は「羊とブドウの宴」と題したイベントのプログラムとして、自社畑の特別見学ツアー(当日受付)を実施していることを直前に知ったので、早めに来たのである。ツアー開始までの間に、店内で試飲をしてワインを購入。イベントの一環で、ビンテージワインの限定販売も行っていたのだけど、それも目当てだったりする。時間になったところで、社長の運転する車に乗って雨の降る中、自社畑の「名子山・百本足」と「上野・狸沢」を見て回る。雑草はあえて残してあり、特に斜面の畑では日差しを遮るように落葉樹もそのままにしてあるため、一見して葡萄畑に見えないのには驚く。因みに東北地方では最古のワイナリーで、創業は1892年というから歴史は百年以上になる。

文翔館

駅に戻ったら次の列車は特急だったので、自由席特急券を追加購入して乗車。昼食に山形駅ビルの蕎麦屋で冷やし鳥そばを食べてから、午後は山形市内観光。中心街100円循環バスに乗って、まずは市役所近くの「文翔館」を訪れる。旧県庁舎および県会議事堂で、国の重要文化財に指定されている。続いて訪れたのが山形県立博物館・教育資料館。こちらは旧山形師範学校の建物で、同じく国の重要文化財。近くの「洗心庵」も見学しようとしたら、入口が閉まっていた。あれ、なんで?と掲示を見たら、毎週月曜に加えて第3日曜もピンポイントで休みだったorz

済生館

仕方がないので再び降り出した雨の中を歩き続け、JRの跨線橋を渡って山形城址へ。城内は「霞城公園」となっているが現在復元工事中で、一部の石垣や城門が完成していた。二ノ丸東大手門櫓を見学してから、山形県立博物館で国宝の土偶「縄文のビーナス」と対面。同じく霞城公園内にある山形市郷土館「済生館」も訪れる。元は市立病院の建物で、老朽化のため一旦取壊しが決定したものの、国の重要文化財に指定され、当地に移築して保存することになったのだとか。安全のため見学は2階部分までで、内部の展示資料は撮影禁止となっていた。

一旦宿に戻って夕食の店を調べてみたら、行ってみたいと思う店は軒並み日曜定休で、ガイドブックに載っているのは分煙にさえなっていない店ばかり。夜まで軽食というのはちょっと寂しいと思っていたら、幸い駅ビル内に禁煙表示の店があったので、三元豚のヒレかつを食べる。