2016/09/23(金)

ワッカ原生花園

晴れの予報だった昨日は曇りになり、ずっと曇りという予報だった今日は、出掛ける時刻になって雨が降り出す。暫く待っても止みそうになかったので、とりあえずチェックアウトして荷物を預ける。宿を出て暫く歩き、栄浦大橋を渡ってワッカネイチャーセンターへ。雨が降っていなければレンタサイクルで砂嘴の自転車道を走るつもりだったのだけど、雨が降り続いていたので傘を差したまま遊歩道を歩く。事前情報によると原生花園内にサンゴ草群落があるとのことだったが、ネイチャーセンターから遠くなければいいな、と思っていたら案内が出ていて意外と近くだった。湖岸に面した塩性湿地に群落はあり、若干色がくすんでいたものの、赤い絨毯が一面に広がっていた。雨に濡れたハマナスやエゾノコギリソウ、クサフジを眺めながら遊歩道を辿り、オホーツクの海岸まで出てみたが、当然この天気では知床連山が見えるはずもない。

キムアネップ岬

元来た道を歩いて宿に戻り、館内の店で早めの昼食。近くには「ところ遺跡の森」があるのだけど、残念なことに「遺跡の館」は祝日の翌日が休館日となっている。荷物を受け取った後、タクシーに乗って佐呂間町を目指す。旧常呂町(現北見市)の栄浦まではバスがあるのだけど、佐呂間町は事実上公共交通で行けなくなってしまったので、タクシーか徒歩しか移動手段がないのである。浜佐呂間地区を通過し、キムアネップ岬にあるサンゴ草群落で一旦車を降りる。今年は色付きが遅いらしく、ワッカ原生花園と同様に緑の草が混ざっていたものの、観察場所の両側に広がる赤い群落を写真に収めてから車に戻る。

常呂交通ターミナル

帰りは国道経由でショートカットして、常呂交通ターミナル(バスセンター)まで乗車。旧湧網線常呂駅の跡地にあり、網走方面と北見方面の路線バスと、常呂地区内のコミュニティーバスが発着している。待合室で1時間と少し過ごしてから、始発の路線バスに乗って網走に向かう。能取湖畔のサンゴ草群落は今日もパスして、網走駅前の宿に直行。大雨という程ではなかったけど、ずっと屋外を歩き回って体が冷えていたため、チェックイン後はすぐに大浴場を利用。夜は網走に来たらいつも行っているファミレスで食事した後、コンビニで十勝ワイン「トカップ」を買って帰る。