2016/12/24(土)

朝8時に発表される運航情報を確認してから宿を出て、「とまりん(泊港)」まで歩く。往復乗船券を購入した後は、買い物を済ませてから高速船に乗り込む。昨日と一昨日は時化のため欠航で、フェリーのみの運航となっていたが、今日は平常通りの運航に戻っている。出港してから約35分で6年ぶり2回目となる渡嘉敷島に到着。那覇では朝からずっと晴れていたのに、空の大部分が雲に覆われている。前回と同じ店で自転車を借りようとしたら休業中だったので、もう一軒の店で借りる。そして今回も「坂が多いけど大丈夫ですか?」と確認された(^^;

西展望台

前回は南西部から回って途中で力尽きたため、今回は最初に北東部を目指す。港から見上げると、同じ沢に3つの橋が縦に並んでいるが、これからあのつづら折れの道を登ることになるだよね。乗りなれないタイプの自転車で、上り坂を漕ぐのが難しかったため、早々に諦めて手押しで登り続ける。ようやく「国立青少年交流の家」に辿り着いたが、施設内でも急坂が続いていたりする。この辺りは島の最高地点となる赤間山で、少し離れた東展望台と西展望台からそれぞれの景色を眺める。

渡嘉志久浜

扉の重たいハブ避けゲートを通って林道に出ると、一気に下りとなる。上りは歩くよりも大変な思いをしたが、下りは当然のことながら頗る快適である。座間味や他の慶良間の島々を眺めながら、道は何度か上り下りする。途中にヒカンザクラの並木があったけど、開花するのは来月のこと。最終的に長い坂を下りきってから集落を結ぶ道路に合流。ここからまた長い坂を上りきると、眼下に渡嘉志久(とかしく)の集落が見える。一度降りるとまた登らねばならないけれど、さっさと昼食にしたかったので自転車を駆って浜辺に出る。海の色は綺麗なのだけど、相変わらず空に雲が多いのがちょっと残念。海を見下ろす東屋で、持参した「かまぼこおにぎり」を食べる。実は石垣島名物なのだけど、「マーミヤかまぼこ」の支店が泊港にあったのである。

渡嘉敷港

遥か上方に見える道路を目印に、来た時とは違う道を登って高台に出る。さらに坂道を登った先から入った脇道は、さらに急坂になっている。森林公園近くに自転車を止めてから、遊歩道の急な階段を登り続け、頂上にある照山展望台から島の全景を眺める。まだ時間的には、この先の阿波連集落や阿波連園地まで行って島を一周することも可能だったのだけど、天気は今ひとつだったし帰りの体力も残しておかねばならないので、ここで折り返して東側の林道に向かう。暫く上りが続いた後は下るだけとなり、ようやく自転車の手押しから解放される。アラン展望台と港が見える丘展望台を経由して、渡嘉敷集落に帰り着く。予定より2時間以上早いけれど、自転車を返却。乗船場の窓口で確認したら、高速船の往復乗船券でも振替可能とのことだったので、1時間半前に出航するフェリーに乗り込む。所要時間は倍の70分だけど、当初の予定より約1時間早く那覇に到着。

一旦宿に戻って休憩してから、夕食はいつもの「くまのみ」で。帰りにコンビニに寄ったら“クリぼっち”用に1人前ケーキを売っていたけど、それでも量が多すぎるのでシュークリームを購入。