2017/05/03(水)

宿を出て空港に向かうのに、早すぎると地下鉄が混んでそうだし、遅すぎると時間に余裕がなくなる~ということで、適当なところで折り合いを付けてチェックアウト。ロンドン到着時は第2ターミナルだったので、ピカデリー線は全ての列車が利用出来たが、今日は第5ターミナルからの出発なので、乗る列車を選ばねばならない。第4ターミナル経由の列車や、アックスブリッジ(Uxbridge)方面の列車を見送った後、ようやくやって来た第5ターミナルゆきに乗り込むと、思った程混んでなかったので助かる。ピカデリー線は車両が小さいから、混雑度が気になってしまう。中心部を抜けた後はラッシュとは逆方向になるため、車内は空いていく一方。終点に到着し、窓口でオイスターカードを払い戻してから、出発フロアに向かう。

今までイギリス国内線は、スターアライアンスのbmiを利用していたのだけど、5年前に英国航空(British Airways/BA)に吸収されてしまったので、今回はBAで移動。アライアンスが異なるので、優先カウンターやラウンジ、手荷物優先タグなどのサービスはない。自動チェックイン機で搭乗手続きとタグの発行を済ませ、手荷物専用カウンターでスーツケースを預けてから、保安検査場に進む。BAはレガシーキャリアながら、エコノミークラスは機内食だけでなく飲物も有料になり、現金払いは出来ないとのことなので、搭乗前にベジタリアンなサンドイッチと人参ジュースを調達。野菜不足を補うことを狙ったのだけど、人参ジュースがびっくりするほど野菜そのままの味だった。

ロイヤルマイル

ヒースロー空港を出発し、イングランドを縦断して丘陵地隊を越えてスコットランドへ。12年ぶり2回目となるエディンバラ空港(Edinburgh Airport)に到着。イングランド滞在時は雲の多い天気が続いていたが、スコットランドは真っ青な空が広がっている。空港と市内を結ぶ路面電車が2014年に開通しているが、電停が今回の宿から遠いため、前回と同じくエアリンク(Airlink)を利用。イギリスではスタンダードな2階建バスは、空色に塗られている。新市街に入ると渋滞となり、所要時間が少し伸びる。終点のウェイヴァリー橋(Waverley Bridge)で下車し、旧市街の坂を上り、この辺りの交差点を曲がれば~って、陸橋になっていて、交差している道路が5メートル以上も下だったりする。仕方がないので下に降りる道を探し、大回りルートで宿に辿り着く。チェックインして部屋で少々休憩した後は、時間が勿体無いのですぐに外出。今度は最短ルートで旧市街のロイヤル・マイル(Royal Mile)に出る。

国立美術館

旧市街と新市街の谷間にある緑地の縁を歩いて、スコットランド国立美術館(National Gallery of Scotland)を訪れる。2階建のこぢんまりした建物だけど、ダヴィンチ、レンブラント、エルグレコ、モネなど、ルネサンスから近代までの欧州絵画コレクションが充実している。そしてフェルメールの初期作品「マルタの家のキリスト」も展示されている。来日展で見ていたけれど、やっぱり現地でも対面しておかないと。美術館を出た後は新市街に向かい、事前に調べておいた店に入ってアフタヌーン・ティー。昼がサンドイッチだけだったので、ちょうど空腹になる頃だった。

カールトンヒル

晴天が続いていて、時間と体力にもまだ余裕があったので、東側にあるカールトン・ヒル(Calton Hill)に登り、さらに丘の上のネルソン記念塔にも登る。展望台からは新旧市街は勿論のこと、遠くのフォース湾(Firth of Forth)まで、頑張った甲斐のある風景が広がっている。旧市街が逆光になっているのは仕方がない。そして手前の丘から向かい側のホリルード公園(Holyrood Park)に掛けて、斜面がエニシダの橙色に染まっているのは期待通り。丘の上を一通り回って市街地に戻る頃には、さすがに歩き疲れていたので宿に引き上げる。ようやくPCに向かう時間が取れたところで、ストーンヘンジの写真をアップ。