2017/08/20(日)

2日目の朝食はワッフルに挑戦。サーバから出てくるペーストを紙コップに取って、専用の焼き機に流し込んで裏返し、タイマーの指示で蓋を開けると焼きたてワッフルの出来上がり。朝食後は余裕を持って宿を出て、シカゴ川の畔の乗船場に行ったら、事前予約のチケットを持って来ていないことに気付く。慌てて宿に戻ったらエレベーターがなかなか来なくて焦ったが、乗船場はすぐ近くだったので十分間に合う時間に戻ることが出来て一安心。

シカゴ川クルーズ

シカゴ川のクルーズは何社かあるみたいだけど、シカゴ建築財団(Chicago Architecture Foundation)が催行するツアーに参加。天気が良くて日焼け止めもしっかり塗っておいたので、デッキの最前列に座る。出航前に船長から挨拶があった後は、ボランティアによる解説が始まる。ネイティブが早口で喋るので全ては聞き取れなかったものの、大体の内容は分かったのでよしとしよう。シカゴ川の両岸には古くは大恐慌前、最も新しいものでは今年落成したばかりという、種々の高層ビルが立ち並んでいるが、それぞれの時代の工法や趣向を反映した様式になっているので、解説を聞きながら見比べるのは興味深い。乗船場から西に向かって進み、合流点から北西に暫く行ったところ引き返し、今度は合流点から南西にというY字型のルートを往復。まだ少し時間があるなと思ったら、ミシガン湖の防波堤の内側まで行ってから、乗船場に引き返す。途中確認出来たのは、1920年代のリグレー・ビル(Wrigley Building)、1960年代のマリーナ・シティ(Marina City)、2000年代のアクア(Aqua)など。それぞれ異なる時代の様式のビル。中でも印象的だったのは今年竣工したばかり150Nリバーサイド(150 North Riverside)で、線路と川に挟まれた僅かな土地に建てるため足元が窄まった形をしていて、なんと上階の床面積の4分の1しか地面に接していないとのこと。

フィールド博物館

船を降りてミレニアムパーク(Millennium Park)まで歩いて、ジェイ・プリツカー・パビリオン(Jay Pritzker Pavilion)やクラウド・ゲート(Cloud Gate)を見学した後、園内のリュリー・ガーデン(Lurie Garden)を散策。そのままグランド・パーク(Grand Park)に入って、バッキンガム噴水(Buckingham Fountain)の前に出る。毎時20分間の噴水ショーがあるらしいが、正時スタートだとすると次は30分以上先になるので、そのまま南に歩き続ける。道路を渡る場所が限られている上、施設を迂回したりして思ったよりも歩くことになったが、地下道を潜ってようやく目的のフィールド自然史博物館(Field Museum of Natural History)に到着。好天で高め気温の中を歩き続けて草臥れていたため、入口近くのカフェにすぐ入って、ターキーバーガーを食べて休憩。元気を取り戻したところで、冷房の効いた館内を順に見学して行ったが、3フロアの建物が一つだけという単純な構造ながら、内部は意外と広い。途中で足の疲れを感じるようになったので、シティーパスで見られる4つの特別展のうち2つはパスすることになったけど、動物、植物、鉱物、そして文化に関する常設展は一通り見学。

シェッド水族館

だいぶ疲れていたけどもうひと頑張りということで、シティーパスが有効な隣のシェッド水族館(John G. Shedd Aquarium)を訪れる。夏の休日ということで、どの水槽も人だかりが出来ていたが、合間を見て五大湖や南北アメリカを中心とした魚を見て回る。時間に余裕があったので、途中何度か休憩を挟みながら、ワイルド・リーフ(Wild Reef)やオーシャナリウム(Oceanarium)も見学してから外に出る。昼過ぎまで良く晴れていたのだけど、急に雲が増えていてびっくり。シカゴ滞在中で最もミシガンの湖水に近付いたのだけど、摩天楼の背景はどんよりとした空になっていた。

イタリアンビーフ


帰りも同じ距離を歩くのは大変なので、ルーズベルト通りを西に歩いてCTAの駅に向かう。手前にグリーンラインとオレンジラインの高架駅があるが、その先の地下駅からレッドラインに乗ってサークル・エリアを通り越し、リバー・ノースに近いグランド駅で下車。昨日の店から遠くない場所にある「アルズ・ビーフ(Al’s Beef)」に入って、少し早めの夕食はシカゴ名物その2のイタリアン・ビーフ(Italian beef)。辛い味付けのビーフソテーをパンに挟んだものだけど、長崎のトルコライスがトルコ料理でないのと同様、イタリア料理と直接関係はなさそう。スイートかホットかと聞かれて勢いでホットの方を選んでしまったけど、激辛という程ではなかったので大丈夫だった。今日はまだ明るい街中を、昨日とほぼ同じルートで宿に帰る。