2017/10/07(土)

マリモ

今日は曇り後雨の予報だったのに、朝から小雨が降っている。利用予定のバスは1日に2便で、早朝か昼過ぎという選択なのだけど、この天気では先を急いでも仕方ないので、部屋でゆっくり過ごしてから9時過ぎにチェックアウト。バスセンターのロッカーに荷物を預け、遊覧船乗り場に向かう。阿寒湖の遊覧船に乗るのは9年ぶり2回目だけど、前回も雨が降っていたような記憶が。湖岸の紅葉を眺めながら、阿寒川が流れ出す滝口まで行って折り返し、沖合のチュウルイ島に上陸。今回も「マリモ展示観察センター」で、様々な大きさのマリモや、その形成過程を見学。

滝見橋の紅葉

湖岸に戻って、アイヌコタンでチセ(住居)を見学した後、ネイチャーセンターまで歩く。アイヌシアターでは昼間、古式舞踊を上演しているのだけど、調べてみると演目は夜の部と変わらないようだったのでパス。そうするとバスの時間までだいぶあるのでどうしようと思っていたら、少し離れたところに滝見橋という紅葉の名所があることが判明したので、コンビニで軽食を調達してから国道脇の歩道をてくてく歩く。断続的に霧雨が降っていたけど風は強くなく、比較的道もなだらかだったのでそれ程大変ではない。3km程歩いたところで現れたのは滝口バス停。そういえば、路線バス阿寒線の通り道だったっけ。バスに乗ればすぐだったことになるけれど、夏場でも1日4往復なので、時間を合わせるのは難しそう。坂を下って国道が阿寒川と交わる場所が滝見橋で、一見すると高架道路の一部という感じ。駐車場近くに人が集まっていて、視線が集まる先に滝があり、赤から黄色まで様々色の葉が、流れる水に覆いかぶさっている。天気は良くないけど空が背景になる訳ではなく、雨で濡れた葉が一層鮮やかになっている。滝口バス停付近は雄阿寒岳の登山口になっていて、約30分で太郎湖と次郎湖まで行けるという話だったが、湖岸の先は登山届ポストがある本格的な山道になっている。晴れているならともかく、足元が濡れていてトレッキングシューズさえ履いていない状態ではとても無理、ということで先程船から眺めたのと反対に、湖岸からの景色だけ眺めた後、もう一度滝見橋に行ってから温泉街に戻る。

ネイチャーセンターから湖畔に向かう遊歩道は工事中だったけど、まだまだ時間が余っていたので湖岸の迂回路を歩いてボッケに向かう。「マリモの歌」の碑まで行けたけど、ボッケは一部しか見られなかった。といっても何度か来ている場所で、半年前にも来たばかりなので問題なし。いい加減歩き疲れたので、最後の1時間はバスターミナルのベンチに座ってバスを待つ。本当は今回、オンネトーに行きたかったのだけど、気が付いた時にはガイドツアーが埋まっていて申し込めなかった。以前は夏場に阿寒湖から路線バスが出ていたのだけど、廃止となった現在は公共交通で行くことが出来ないのである。観光案内所で自転車を借りられるみたいだけど、さすがにオンネトーまで片道20kmは大変かな。少なくとも滝見橋までは普通に行けそう。ただし今日みたいに雨が降っていなければだけど。

釧網本線

バスターミナルから「阿寒摩周号」に乗って、阿寒湖畔を後にする。2009年を最後に廃止になった路線バス「阿寒パノラマコース」の一部代替路線で、夏場のみ1日2往復の運行。阿寒横断道路(国道241号線)で峠を越えたが、どんより曇っていて遠くは見えない。終点の摩周駅での接続がタイト過ぎて、バスが早着しないと乗り継ぎは無理かなと思っていたら、小さな駅の目の前にバスが停まって、列車も駅舎側からの発車だったので、定刻通りでも慌てる必要はなかった。釧網本線の上り列車に乗って、2つ目の川湯温泉で下車。駅前でバスに乗り継いで、温泉街の宿にチェックイン。昨夜も寝不足だったので、今日は早めに寝ようとしたのだけど、今夜も今夜で隣の騒音が.....