2018/09/23(日)

岩の原葡萄園

今日は朝から良い天気。宿をチェックアウトして、えちごトキめき鉄道の「妙高はねうまライン」(旧信越本線)に乗って、2つ目の高田で下車。駅前案内所から路線バスに乗って、市街地を抜けて約30分の北条地区へ。バス停から目的の「岩の原葡萄園」までは歩いてすぐ。日本のワイン葡萄の父と呼ばれる川上善兵衛が1890年に開設したワイナリーで、まずは2つの石蔵を見学。第一号石蔵は現存する国内最古(1894年)のワイン蔵で、国の登録有形文化財。内部には昔使っていた冷気隧道の跡が残る。1898年建造の第二号石蔵は(1枚目の写真左)、今でも雪室の冷気を利用している。現雪室は例年だと4~10月に内部を公開しているが、今年は雪がなくなったため、既に公開終了になっていた。

ワイン試飲

続いて葡萄畑の間の坂道を登って、頸城平野を見下ろす高台に出る。天気が良いので遠く日本海まで見えている。葡萄畑は柵方式と棚方式の両方があった。ワイナリー本館に戻って、売店でワインを購入して発送手続き。折角だから有料試飲もしていこうかなと思ったら、バスで来た団体で店内が急に混雑してしまったが、なんとか合間を見てはローズ・シオター(白)と、マスカット・ベーリーA(赤)を注文。どちらも岩の原で生まれた品種だが、特にマスカット・ベリーAは日本ワインを代表する品種として、国内で広く栽培されている。出来ればワイナリーのレストランで昼食を取ったり、1日1回の見学ツアーに参加したかったのだけど、バスの本数が少ないため断念。先を急いでいた訳でもないけど、バスの本数が少なくて滞在が3時間延びる上、高田から先の列車の接続も良くないので。

特急しらゆき

バスで高田駅前に戻り、近くの店で昼食。ワインの店だったので、キッシュのプレートと一緒に、スパークリングワイン(チリ)も注文。予定の列車まで時間があって、フリーきっぷ利用だったので、普通列車で上越妙高駅に移動して、E653系特急「しらゆき」に始発から乗車。これなら終着の新潟まで乗り換えなし~と思っていたら、荷物を背負って歩き回った疲れが出たのか、所要2時間のうち半分近くが夢の中になった。新潟駅到着後は、駅前の宿にチェックインして、ネットしながら部屋で休憩。例によって店を探すのが面倒になって、夕食は近くのファミレスで済ませる。