2018/11/23(金)

機内朝食

日付が変わった頃にB787-8に搭乗。離陸前後に軽く眠った後、寝酒のシャンパーニュを飲んでから本格的に就寝。到着2時間前に起床し、朝食を取ってから、着陸までの間に少し仮眠。9ヶ月ぶりとなるバンコク・スワンナプーム空港(Suvarnabhumi International Airport)に到着したが、今回も入国せずに乗り継ぎ利用。保安検査場を通って搭乗階に移動し、タイ航空のラウンジに入って休憩。似たような名前のラウンジが向かい合っていたけど、設備としては大差ないらしい。今回はスパ併設ラウンジが利用可能だったのだけど、無料サービスは限定的で、なんだかかえって疲れそうだったのでパス。

ヒマラヤ山脈

バス連絡で沖止めのタイ国際航空B777-200に搭乗。座席にランの花(デンファレかな)が置いてあったのが、いかにもタイらしい。ウェルカムドリンクのシャンパーニュを飲んでいるうちに出発時間となる。機内食はカレー系だったので、ワインはシラー&グルナッシュを注文。食後はチーズプレートにデザートまで出て来た。一眠りしたあと目覚めると、窓の外には雪を抱いたヒマラヤ山脈が見えている。山塊は幾つかに分かれていたが、近付きつつある中、ガイドブックの写真と見比べてエベレストを同定。カトマンズ盆地に差し掛かったところで、空港混雑のため暫く旋回飛行。ようやく着陸したと思えば、今度は駐機スポットが空いていないとかで30分近く待機。

カトマンズ・トリブバン空港(Tribhuvan International Airport)には搭乗橋がないので、全便沖止めとなる。徒歩でターミナルに移動して入国審査場へ。事前にビザ申請情報をオンラインで登録しておいたのだけど、ネパールはカンボジアと違ってオンラインの事前承認はないので、事実上到着ビザの扱いとなり、ただ現地での端末入力がスキップ出来るだけである。まずは銀行窓口になって料金を支払う。ついでに隣の窓口で両替してから、入国審査の列にならぶ。列は遅々としてなかなか進まなかったが、隣はもっと滞っていたようである。やっとこさ入国手続きを済ませて下の階に降りると、さすがに手荷物はすぐに受け取れた。税関を経て外に出ると、手配していたはずのホテルの出迎えが来ていないのかと一瞬焦ったが、他の空港のように到着ロビー内ではなく、建物の外に出て道路の反対側が待機所となっていた。無事に自分の名前を見付けて、迎えの車に乗り込む。

タメル地区

空港からカトマンズ(Kathumandu)市街地までは6kmくらいしかないのだけど、名物ともいえる渋滞があるため、移動にはそれなりに時間が掛かる。中心部でも未舗装区間や、信号のない交差点が結構多いようである。ホテルに到着し、チェックインを済ませて部屋で暫し休憩した後は、夕方の散策に出掛ける。が、暫く歩いてみて、自分が今いる場所を把握できているか不安になってきたので、一旦ホテルに戻ってロビーで地図を確認。どうやら道が思っていたよりも細かっただけで、一応思っていた通りに歩いていたことが判明。ということで気を取り直して、旧市街のタメル地区(Thamel)の中心部を端から端まで歩いてみる。ごった返す歩行者と、引っ切り無しに通るバイクや車に気圧されそうになり、見上げればびっしりと張り巡らされた電線。“アジアンカオス”という言葉が頭に浮かぶ。

ネワール料理

通りに面した店で早めの夕食。注文したのはネワール料理のターリー(Thaali)のセット。ポップコーンに続いて前菜は3種類(大豆のサラダ、豆のスープ、ネパール餃子のモモ(momo))あったけど、量が少なかったので大丈夫だった。地元の蒸留酒ラキシー(raksi)が注がれた後、メインは大皿だけが最初に置かれ、次から次へとやって来る店員が「ライスです」「チキンです」「温野菜です」と言いながら一品ずつ載せていくスタイル。お代わりするのが基本らしいが、さすがに量が多かったのでパス。ネパール料理はインドのような激辛ではなく「優しい味」と言われていて、確かに昼間のタイの機内食よりマイルドだったけど、それでもやっぱり辛い系の味が中心だった。観光客向けに高めの値段設定といっても、千数百円相当だから物価はかなり安いようである。なお、1ネパールルピーはほぼ1円というレートなので換算する必要さえないが、日本との時差は3時間15分と端数付き。

予約記録のプリントアウトに朝食の記載がなくて、チェックインの時にも何も言われなかったので、てっきり朝食なしのプランを予約してしまったかと思ったけど、宿に帰って念のためフロントで確認したら朝食つきになっていた。外に食べに出るのも面倒だったので、追加料金を払ってでも中で食べる気ではいたけれど、とりあえず確認しておいて正解だった。