2018/11/25(日)

ヒマラヤ展望

今日も迎えの車に乗って、日帰りツアー。カトマンズを出て東に向かい、ナガルコット(Nagarkot)近くの山中で下車。ここからは暫しハイキングとなるが、整備された尾根筋の道を歩くだけなので、軽い山歩き程度。前半はずっと林の中で、景色は垣間見る程度。ずっとこんな調子だったらどうしようと思っていたら、半ばあたりで展望が開けた場所に出る。今日も天気は良くても霞んでいたけど、順光で市内から離れているせいか、ヒマラヤ山脈の白い峰々をはっきりと見ることが出来る。エベレストも確認。反対側はカトマンズ盆地が見下ろせるのだけど、さすがにこちらは逆光で大部分が靄に覆われている。

チャングナラヤン

尾根筋にあるチョウセンアサガオが印象的な集落を通過し、暫く歩くと終点のチャング・ナラヤン(Changu Narayan)に到着。ヴィシュヌ神の化身であるナラヤン神を祀っているネパール最古のヒンドゥー教寺院で、現在の建物は18世紀初頭だが、起源は4世紀にまで遡るのだとか。昼過ぎに予定していた場所を回り終えたことになるが、オプションでバクタプル(Bhaktapur)に行けるというので、迷わず申し込む。

バクタプル

バクタプルの旧市街に入って、タチュパル広場(Tachupal Square)近くにある精巧な彫刻が施された「孔雀の窓」を見た後、15世紀建立のダッタトラヤ寺院(Dattatraya Mandir)を訪れてから、広場に面した店で昼食。夕食のことを考慮して、大皿料理ではなくネパール焼きそばのチョウメン(Chowmein)を注文。レンガ敷きの旧市街をさらに歩いて、トウマディー広場(Taumadhi Square)では、18世紀のニャタポラ寺院(Nyatapola Mandir)の階段に登って広場を見下ろす。20世紀の地震後に再建されたバイラヴナート寺院(Bhainavnath Msndir)は、前回の地震による被害のため修復中。そしてすぐ近くにあるのが、ダルバール広場(Durbar Square)。バクタプルはカトマンズ、パタンと並ぶ3王国の首都だったので、旧王宮とそれに面したダルバール広場があるのである。広場内の見学できる場所を一通り回ったが、ここでも最近の地震の跡が一部残っている。

カトマンズの宿に戻って、2日間にわたるツアーが終了。夜はタメル地区にあるタカリ料理の店へ。看板メニューのターリー(大皿料理)を注文したけど、形式としてはネワール料理のダルバート・タルカリと同じようである。昨夜に続いて今夜もエベレストビールを飲んだけど、ラベルに南十字星が描かれているということは、エベレストから南十字星が見えるのだろうか。