2019/03/23(土)

バトゥー洞窟

今日も半日ツアーに参加ということで、迎えの車に乗ったのだけど、次のピックアップ場所が見付からないらしく、車はあちこち行ったり来たり。どうやらホテルの名前が変わっているのに、古い名称の方で予約が入っていたらしい。ようやく目的のホテルに到着したけど、添乗員はなかなか戻って来ない。遅くなったので集合場所から離れてしまったのだろかと思っていたら、なんとそもそもチェックインしていないとのこと。早朝便の到着が遅れて間に合わないケースは、時々あるらしい。ということで参加者1名のままで出発。市内中心部から30分くらい走って、バトゥー洞窟に到着。

ピューター工場

ここはヒンズー教の聖地となっていて、黄金色の巨大なスカンダ神像の足元に、極彩色の神殿があって、その間から洞窟に向かう272段の階段が始まっている。この階段も昨年から、カラフルに塗り分けられている。一気に階段を登って洞窟の中に入ると、巨大な空間が広がっている。各所に神像や拝殿などが配されていて、洞窟内の階段をさらに登って一番奥まで行ってから引き返す。午前中は第階段が丸ごと日陰になっているけど、午後は日向になるためさらに暑くなるらしい。続いてピューター(スズ製品)とバティック(臈纈染)を見学してから、インド料理の店で昼食。思ったよりも辛くはなかったけど、どんなに頑張っても食べきれない程の量だった。

リトルインディア

ツアー終了後はホテルの部屋で一旦休憩してから、モノレールに乗ってKCセントラル駅に出る。すぐ近くのリトルインディアを訪れると、極彩色の装飾や屋台が並ぶ路地が如何にもといった風情を出しているが、振り返ると高層ビル群が聳えていたりする。モノレールの駅に戻って隣接のショッピングモールに入ったが、マレー鉄道の中央駅に行こうとして少し迷ってしまう。両駅への連絡階が異なっていたからなのだけど、館内には案内表示が殆ど見当たらないのである。ようやく見つけた連絡通路から中央駅の構内に出て、黒川紀章デザインの駅舎を中から外から見学。構内の案内表示には一部日本語も使われている。

ツインタワー

LRTで新都心KLCC(クアラルンプールシティーセンター)に移動して、駅直結のショッピングモールを経由して次の目的地に行こうとしたら、ここでも迷ってしまう。訪れた3箇所のショッピングモールでは、いずれもフロアマップや案内表示が殆ど見当たらなくて、大体の勘で歩き回ることになってしまう。各所にタッチパネル式の案内が一応あったけど、数が少なくて常に誰かが使っている状態だった。隣の国際会議場に行くために一旦外に出たら、スコールが始まっていたけど、すぐに建物に入ったから問題ない。地下の水族館は週末の家族連れで混雑していて、館内は一部渋滞が発生していたけど、こんな雨が降る中の時間調整にはちょうどいい。順路に沿って少し離れた場所から各水槽を眺めてから建物の外に出ると、都合よく雨も上がっていたのでKLCC公園を散策。巨大ガジュマルやプルメリアなど熱帯植物を見ながら内周通路を回って、ペトロナス・ツインタワーを見上げた後、タワーの中を通って反対側の広場に出て全体写真を撮影。完成してから数年間は高さ世界一だったらしい。

指定時間が近付いたところで、タワー地下のカウンターで事前予約したチケットを受け取ってから、保安検査場を通って集合場所へ。カメラ以外の手荷物を預けた後、係員の案内で専用エレベーターに乗り込む。まずは2つのタワーを繋ぐ「スカイブリッジ」で10分間の見学。先ほど散策した公園や、周囲の市街地が見下ろせるが、特殊な場所にいるという感覚が面白い。名札の色で集合が掛かり、次のエレベーターに乗って86階の展望フロアへ。遠くの方は若干霞んでいるものの、郊外の山まで見渡せる。午前中に訪れたバトゥー洞窟も見えているのかもしれないけれど、どの山がそれなのか分からない。KLタワーはもう一つのタワーと方向が同じなので、ごく一部の場所からしか見られない。あちからだとツインタワーが重なって見えていたから、当然そうなるよね。少し離れた場所には建設中の高層ビルが見えるが、完成するとクアラルンプールで一番の座を明け渡すことになるらしい。再び集合が掛かってエレベーターを乗り継ぎ、麓まで降りてガイドツアーは終了。予約時にはただの入場時間指定制だと思っていたので、日没前に行って夜景も見られればなんて考えていたけど、滞在時間も制限があることを直前になって知る。それならもっと早い時間を指定すれば良かったかなと思ったけど、結果的に天気が回復してから登れたのでよしとしよう。

KLCCが始発となるGOKLバスの緑系統に乗って、ブキッ・ビンタンに戻る。繁華街では渋滞でなかなか進まなくなったため、一つ手前の停留所で降りたけど、宿までの距離は若干近いくらいで、交差点も渡らずに済むので結果的に早くなったかな。明日に備えて早めに寝床に入ったけど、直前のシャワーの影響かなかなか寝付けなかった。