2019/04/27(土)

いつものように、現地時間の午前5時頃に目がさめる。週末は朝食開始時間が遅いので、連休前の写真をアップロードしようとしたら、エラー続出で文字以外の情報が送れない。朝食から戻って来たらなんとか送れるようになっていたけど、何度もリトライしてだいぶ時間が掛かったので、朝から何だか疲れてしまった。

宿を出て中央駅構内のツアーデスクへ。奥まった場所にあって少し分かり辛いのだけど、前回ミュンヘンに来た時も利用していたので、迷うことはなかった。カウンターで手続きを済ませてから集合場所で開始時間を待つ。参加人数によって鉄道かバスのどちらを利用するかが決まるコースだったのだけど、人数が多かったようで大型バスでの移動となる。ミュンヘンを出る前は小雨が降っていたのだけど、アウトバーン(Autobahn)に乗って郊外に向かううちに天気は回復し、時折青空が見えるようになる。出発から約2時間でホーエンシュヴァンガウ(Hohenschwangau)に到着。

アルプゼー

一旦自由行動となったので、適当な店に入ってバイエルン料理のポークソテーとリースリングを注文。集合までの時間を利用して、道路沿いに少し散策。ホーエンシュヴァンガウ城(Schloss Hohenschwangau)はかろうじて青空を背景に撮影出来たけど、途中から空は再び雲に覆われるようになっていた。アルプゼー(Alpsee)まで行ってみたら、澄んだ湖面は鏡のように穏やかで、遠く近くの山々を映し出していた。再集合の後に再び訪れることになったのだけど、その時の湖面は漣立っていて、全く違った雰囲気になっていた。

新白鳥石城

ガイドの引率で坂道を登って、ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)に向かう。途中の店で揚げ菓子を買って食べていた人が多かったけど、量が多そうだったのでパス。高台からシュヴァンガウ(Schwangau)の町とフォルゲン湖(Forggensee)を眺めてから、渡されたチケットを持って指定された時間に自動ゲートを通過。城内は専門ガイドによるツアー見学。バスツアーのガイドは早口のアメリカ英語なので聞き取りが大変だったけど、城内ツアーのガイドはイギリス英語っぽかったので比較的分かりやすかった。城の内部は撮影禁止なので、以前の記憶が残っていない場所が多く、はっきり覚えていたのはタンホイザーの洞窟くらいだったりする。「楽人の間」も修復工事中だったし。外から見ると大きな城でも、内部見学出来る場所は限られているので、意外と早く見学ツアーが終了。

マリエン橋

外に出て歩いていると、途中で小雨が降ってきたけど、幸いマリエン橋(Marienbrücke)に着く頃には止んでいた。それでも空は雲で覆われていたので、橋からの眺めは期待出来ないかと思っていたら、視界は悪くなくて優美な城の全景だけでなく、背景となる平原やフォルゲン湖、そしてその向こうの山まで見渡せる。ノイシュヴァンシュタインを訪れるのは3度目なのだけど、初めての時は土砂降りでマリエン橋から城でさえ霞んでいて、2回目はとても天気が良かったのに城の外壁が修復工事の土台で覆われていた。3年前に再々挑戦しようとしたら、その時はマリエン橋が修復工事中。そして今回、ようやく何にも邪魔されずに橋から城を眺められたので、3度目の正直を果たせたと言えるだろう。出来れば空は青い方が良かったけど、贅沢を言えばきりがない。実は今回も正面入口側の外壁が修復工事中だったけど、マリエン橋からは殆ど見えない角度だった。

帰りは階段や急坂のある歩行者専用通路を経由して麓に降りたら、少し離れた駐車場に出たけど、そこから集合場所まではすぐだった。バスに乗ってホーエンシュヴァンガウを出た途端、急に日が差してきて青空が広がる。折角なら丘の上にいる時に晴れて欲しかった~というか結果的に丘の上にいる間だけ雲に覆われていたことになるけど、城の見学は時間指定なのだから仕方がない。バスでミュンヘンに戻り、中央駅でツアーが終了になったので、構内の店で買い物を済ませてから宿に戻る。