2019/04/28(日)

ジブラルタル

今日も雨の予報だったはずが、朝から晴れている。ただし予想通りに低めの気温。宿をチェックアウトして、Sバーンに乗って空港入り。一旦シェンゲンエリアから出て、ルフトハンザのA320に搭乗。メニューではチキンとなっていた機内食の肉料理は、バイエルン風のビーフソテーだった。ピレネー山脈を越えた辺りから窓の外の風景は乾燥地帯となり、海岸線が見えて来たと思っていたら特徴的な地形が目に入る。あれは、先日「世界ふれあい街歩き」で見たジブラルタル(Gibraltar)では!? 小さな半島の先端部分が山になっていて、その手前を滑走路が横切っているから間違いない。となるとその対岸はセウタになるんだね。アフリカ大陸の上空に入り、海岸から離れて暫く進んで、内陸のマラケシュ・メナラ空港(Aéroport Marrakech Ménara)に着陸。入国カードが着陸態勢に入る直前に配られたので、膝の上で慌てて記入。

まずは入国審査なのだけど、到着便が重なったのかかなりの混雑。しかもわりと早い段階から各窓口に分かれて列を作ることになるので、どのくらい早く進むかは運次第となり、途中で時間を要した人がいたため、自分の番が回って来るまで1時間以上掛かってしまった。そして後ろを振り返ると、並んでいる人は殆どいない状態になっていた。ようやく税関検査も済ませて到着ロビーに出ると、手配していたはずの宿の出迎えが見当たらない~と焦って、慌てて宿に電話を掛けたりしたけど、セキュリティーの都合上、通常の待ち合わせ場所は建物の外だったことを思い出し、そちらに行って無事合流。空港を出てマラケシュの新市街を走っていると、ジャカランダの花が目立つ。モロッコでは今が季節だったんだね。それにしても暑い。予報によると今日の日中は35℃を超えるらしい。10℃しかなかったミュンヘンから来たので、なおさら差が激しい。

ミントティー

メディナ(Médina)と呼ばれる旧市街に入って暫く走ったところで停止し、待っていた出迎えの人の案内で宿まで歩く。旧市街にはリヤド(riad)という伝統的住居を利用した宿が多いのだけど、入り組んだ路地の奥にある場合が殆どある。そしてその路地はガイドブックの地図やGoogleマップには載っていないので、自力で辿り着くのはほぼ不可能。実際、今回の宿も車の入れない表通りから路地に入って、角を2回曲がった先。事前にGoogleマップの 航空写真から予想したルートとは全然違ったので、やっぱり送迎が必要だった。新市街の宿ならタクシーで直接アクセス出来るし、設備も近代的なのだろうけど、折角マラケシュに来てそれだと味気ないからね。中庭に面したソファーに座ってチェックインを済ませてから、ミントティー(Thé à la menthe)で一服。少々急で頭上注意な階段を上って、中庭を見下ろす廊下から上階の部屋に入る。

タジン鍋

少し休憩した後は、明日のツアーの待ち合わせ場所を事前に確認しに行く。来た時とは逆に路地を歩いて表通りに出て、車道まで歩いて地図が示す場所に行ってみたら、さっき車を降りた場所のすぐ近くだった。旧市街には何箇所か、車の乗降場として指定されている場所があるようで、この付近はその一つになっているようである。到着日に外の店を探すのも面倒だったので、宿の夕食を事前に予約。夕方にマラケシュでは珍しく雨が降ったらしく、そのせいで開始時間が少し遅れたけど、宿の中なので少々遅くなっても問題ない。モロカンサラダなど3種のスターターに続いて、メインはミートボールのタジン(Tajine)。食後のミントティーを飲んでから、部屋に引き上げて就寝。