2019/10/20(日)

新石垣空港

今日も天気は今ひとつだったので、清掃時間が始まる直前まで部屋で過ごす。バスで空港入りして屋上デッキに出たりして時間調整してから、少し遅れて来た平野線のバスに乗車。伊原間(いばるま)で下車して、バス停前の食堂で昼食を取ろうと思ったら閉まっていた。どうやら日曜が定休だったらしい。こんなことなら空港で食べておけばよかったと思っても後の祭り。仕方がないので近くにあった販売機で缶コーヒーを買ってから、県道を歩き始める。この辺りは平久保半島の付け根で、一番狭い場所だと陸地の幅は300メートル足らず。上り坂から振り返ると、太平洋と東シナ海の両方が目に入るが、写真だと広角でもぎりぎり。

サビチ鍾乳洞

峠を越して看板に従って脇道に入ったが、車前提の道のようで、ぐねぐね曲がってなかなか先が見えて来ない。ようやく駐車場の先にあるサビチ鍾乳洞の入口に到着。下り坂の先にぽっかりと空いている鍾乳洞は、沖縄本島南部のガンガラーの谷を思い出す。事務所で入場券を買ってから中に入ると、洞内はほぼ真っ直ぐの一本道。鍾乳洞としては規模が小さい方だが、順路はそのまま外に出て海に繋がっているのが特色。といってもトンネルがそのまま波打ち際に直結している訳でなく、両側に分かれる遊歩道を左に歩くと砂浜に、右に歩くと岩石海岸に出る。今日はずっと曇りの予報だったはずが、海に出た途端に雨が降り出したので、写真だけ撮ってから鍾乳洞に引き返す。

モッツァバーガー

鍾乳洞を出て県道に戻る途中でまとまった雨が降り出したので、途中の建物の屋根に下でやり過ごす。県道を歩いている時は殆ど降っていなかったが、バス停に着いた後は断続的に何度も降ったので、バスの時間まで反対側の待合室で待機。市街地に戻ってエンダー(A&W)で遅めの昼食兼早めの夕食となるモッツァバーガーを食べてから宿に一旦引き上げる。夜は天気が回復する予報だったけど、再び宿を出て離島ターミナルに行く途中にも通り雨。

そして夜のツアーに参加して、バンナ公園に移動した後もずっと小雨が降り続く。暮れ行く公園内を歩いて、ヤエヤマハラブチガエルの鳴き声を聴きながら木道に降りる。すっかり暗くなると、飛び交う蛍が現れる。この季節にもいるのかと驚いたけど、本土の蛍と同じようにゆっくり明滅するキイロスジボタルだった。地面でずっと光ったままなのはオオシママドボタル。春にも見掛けた蛍だけど、こちらは不完全変態で巨大化するので、通常の蛍とは大きくイメージが異なる。時折鳴き声がしていたアイフィンガーガエルは帰り道に見掛けたが、リュウキュウコノハズクの方は鳴き声だけで姿は見られなかった。バンナ公園を出た直後に現れたサキシママダラ(蛇)を見るため一旦停車した後は、市街地に戻ってツアーが終了。晴れていれば星空も観察することになっていたけど、さすがにこの天気では無理。一旦宿に戻ってからコンビニに買い物に出掛ける。