2020/01/12(日)

旧大宜味村役場

気象情報を見ると、沖縄本島北部は朝の内に雨の帯が通過するとのこと。ちょうど朝食時間前後となって、出掛ける頃には止んでいるかな~と思ったら霧雨状態だった。67番辺土名線に乗ること約40分で、最初の目的地である大宜味村役場前に到着。現村役場に隣接した旧村役場は平日のみの公開ということだったので、一年と少し前に金曜日に来たのだけれど、「当面の間内部公開中止」の貼紙が出ていて、外観しか見学出来なかった。でも今回はやんばるアートフェスティバル「山原黄金之杜」の会場になっていて、土休日も公開しているとの情報があったので、宿泊地を那覇から名護に変えたのである。11時の開場と共に中に入って、建物の内部と展示されているアートを見学。階段を登って2階にも行くことが出来た。

旧塩屋小学校

肌寒い風が吹き荒れる中、停留所に戻って次のバスで終点の一つ手前の辺土名に移動。辺土名商店街にある旧ひかり医院跡がアートフェスティバルの会場となっているが、建物をモニュメント化したもので外観のみの見学。どうりで案内に時間が記載されていない訳だ。もう一つの会場であるヤンバルホステルも歩いてすぐの場所だったので、1階ロビーを見学。天井からアート作品が吊るされていたが、元々の内装もアーティスティックだったので、どこまでが本来の装飾なのかよく分からないくらいである。名護方面に向かうバスに乗り辺土名を後にして、来る時に通過した塩屋大橋で下車。バス停から少し歩いて岬の先端にある旧塩屋小学校を訪れる。ここがアートフェスティバルのメイン会場で、教室や体育館、校庭が展示会場になっていて、クラフト販売所や体験コーナーもあった。塩屋湾に面した校舎からの眺めは、晴れた日にはかなり綺麗なのだろうな。

次のバスに乗る前に塩屋大橋を渡って、塩屋湾の入口にある宮城島を訪れる。島といっても国道58号線のルート上にあり、2つの橋で沖縄本島と繋がっているので、何度か通過していたのだけれど、降りて歩いたことはなかったのである。とはいえ特に観光名所がある訳ではなく、バスの時間も迫っていたので、島の北側を少し歩いただけで、塩屋大橋北詰から古宇利島方面の景色を眺めつつ、バス停に戻る。会場巡りの途中で菓子パン1つを食べただけだったので、帰りは名護十字路で下車してエンダー(A&W)に行こうとしたら、思ったよりも店が遠くて1km以上歩くことになり、さらにレジ前も混雑していたが、モッツァバーガーのセットを食べて人心地。

熱帯ドリームセンター

食後は名護市役所前まで歩いて、これまたアートフェスティバル会場となっているアグー像近くの植栽を眺める。ここでバスの時刻を確認したら、バスターミナルに戻るよりも近くのバス停に行った方が手っ取り早いことが判明したので、名護市役所北口から65番本部半島(渡久地)線に乗車。記念公園前で降りた後は、美ら海水族館のチケットを先に入手してから、園内を歩いて熱帯ドリームセンターに急ぐ。早めのバスに乗れたこともあり、なんとか閉館1時間前に入場することが出来た。時間が少ないのにわざわざ水族館を経由したのは、水族館のチケットがあればドリームセンターの入場料が半額になったからだったりする(逆の割引はなし)。館内はチューリップフェア開催中で、色とりどりの花が見頃を迎えていたが、この季節でもペチュニアやハイビスカスと同時に咲いているというのは沖縄ならでは。洋蘭温室は今月末まで改修工事中だが、鉢を移動しているので展示株数は普段と変わらないとのこと。また回廊中庭では、やんばるアートフェスティバルの一環として写真作品が展示されていたが、一部は強風に煽られて捲れたままになっている。あまり時間はなかったけど、遠見台に上って周辺の島々を眺めてから外に出る。

ナイトアクアリウム

海洋博記念公園内の施設は殆どが17時30分閉館で、美ら海水族館も普段は18時30分までなのだけど、一部の時期は「ナイトアクアリウム」として21時まで営業していて、今日からその会期となっていたのである。18時以降の入館で貰えるトレーディングカードを取ってみたら、この情報を知った「dee okinawa」でも紹介されていたカンムリブダイだった。水族館の中は昼間でも暗くなっているが、夜間公開では水槽も照明を落として夜の雰囲気になっている。その代わり写真はかなり取り辛くなっている。順路に沿って大水槽「黒潮の海」の前に出ると、ここも昼間より暗くなっていて、海の底知れない深さがより実感できる。併設のカフェ「オーシャンブルー」に行ってみたら、さすがに窓際(水槽側)の席は埋まっていたが、内部の席は空いていたので、夜間限定メニューの一つであるカクテル「ブルーオーシャン」を飲みながら、時折通り過ぎるジンベイザメを眺める。その後は昼間でも水槽が暗い深海魚のエリアを通って外に出て、周辺のイルミネーションを撮影してから出口に向かう。ただし夜間は西ゲートしか開放していないので、中央ゲート付近にある停留所に行くには、園内を迂回してから暗い県道を歩くことになる。停留所付近も街灯は少なく、ケータイの明かりで辛うじて事前に調べた時刻を確認。しばらく待って55番のバスに乗り、今帰仁経由で名護に戻る。少し空腹だったので、帰りにコンビニに寄ってソーミンタシヤーを購入。