2020/07/25(土)

地底の森ミュージアム

朝食はおかずのみ大きな弁当に入って出て来たが、ご飯と味噌汁とその他サイドディッシュ、飲み物はセルフサービスになっていた。宿を出て地下鉄の一日乗車券を購入してから、南北線に乗車。長町南で下車して地上出口から少し歩き、「地底の森ミユージアム(仙台市富沢遺跡保存館)」を訪れる。メインの展示は現在の地下5メートルに相当するので、地上から階段を降りてから入館し、さらに一つ下の階に降りると、メインの展示である2万年前の森林跡が大きなホールの中に広がる。大昔の森林跡ということなら、魚津の埋没林もそうなのだけど、富沢遺跡は当時の焚火跡も発掘されている。しかも集落跡とかではなく、おそらく一晩の焚火だったのだとか。それが残っていて2万年後に発見されたというのは何という偶然なのだろう。スロープを登って上階にある展示コーナーを順に見学した後は外に出て、2万年前の森林を再現した「氷河期の森」。当時は気温が低く、今の北海道ぐらいだったのだとか。今の季節は端境期で花は殆ど咲いていなかったけど、かろうじてリンドウを見付ける。

仙台市電保存館

地下鉄の駅に戻って、終点の富沢まで一駅だけ乗車。高架駅から外に出て、川を渡り住宅街を抜けて、地下鉄の回送線を目印に富沢車両基地を目指す。回送列車に乗せてくれたら楽に移動出来るのだけど、そんなことは出来るはずもないので20分近く歩く。入口近くにある「仙台市電保存館」が目的だったのだけど、入口が門から遠い側にあるのはちょっと不思議な感じ。展示されている車両はモハ1型、100型、400型の3両。感染症対策のため車内に入れないようになっていたけど、入口から中を覗くことは可能だった。なお、モハ100型は長崎電気軌道に一部譲渡されていたので、現地で乗っていた可能性がある。2階に登って屋根を間近に見たり、壁のパネルや展示品を一通り見てから、元来た道を引き返す。今度も一駅だけの乗車で長沢南に戻り、駅前のコンビニで軽食を調達して、広場の人が少ない場所を探して食べる。

駅の反対側にあるショッピングモールで時間調整してから、「リトル・トーキョー劇場版」を鑑賞。前方右端というスクリーンが若干見辛い席だったけど、出来るだけ他の客とは距離を取るために敢えて指定。♪帰らないすべてがここだけにある~という歌詞が、今聴くと違う意味に聞こえてしまう。終演後は仙台駅に戻って、コンビニで夕食を調達してから、早めに宿に引き上げる。