2021/02/28(日)

ショパンの練習曲作品10-3ホ長調は「別れの曲」として知られているけれど、これは日本で1935年に公開されたフランス映画"La Chanson d'Adieu "の邦題に由来するらしい。この仏題は確かに「別れの曲」なのだけど、オリジナルのドイツ映画の題名は"Abschiedswalzer"で、「別れのワルツ」になっている。これは同じくショパンのワルツ第9番変イ長調(作品69-1)通称「別れのワルツ」のことなのだろうか。

「赤いサラファン」はその昔、研ナオコが「みんなのうた」で歌っていたのがとても印象的で、その後原詞をネットで調べてみたのだけど、なんだかとても長くてメロディーにどうやって当て嵌めればいいのかという謎だけが残った。どうやら原曲はメロディーの繰り返しが多いのに対し、日本の訳詞は繰り返しなしのメロディーに充てているらしい、ということをさらに後になってから知る。このため原曲の半分くらいの長さとなり、原詞の後半の母親のセリフのみを意訳したものになっているようである(前半は娘のセリフ)。