2021/10/09(土)

昨日は新しい靴で歩き回ったので(特に熊本城では高低差も結構あった)、多少の足の痛みや踵の靴擦れは想定の範囲内だったとはいえ、伸びた爪の端が隣の指に食い込んでいる場所もあったため、コンビニで爪切りと絆創膏を買って応急処置。前2回は熊本に連泊したのだけど、今回は1泊だけにしたのでチェックアウト後は市電で熊本駅に向かう。さすがに朝だと駅弁の種類が少なくて、いつもの「天草大王地鶏めし」がなかったので、「くまもとあか牛ランチBOX」を購入。鹿児島中央始発の「つばめ」に乗ることになったのだけど、熊本で「みずほ」に抜かれるダイヤだったので、車内は結構空いていた。

マリンワールド

博多に到着して荷物をロッカーに預けてから、鹿児島線上りで香椎に移動。乗り換えた香椎線の車両は蓄電池電車BEC819系"DENCHA"。外観や車内を見ても通常の電車やディーゼルカーとの違いはよく分からないけれど、やっぱり走り出すと非電化区間なのに走行音が静かである。終点の一つ手前の海ノ中道で下車。駅に着く直前に列車交換のための信号場があって、何故こんな場所に?と思って後から調べたら、昔の海ノ中道駅があった場所で、観光施設に近い今の場所に駅を移転した際、ホームを撤去して交換施設のみ「中道信号場」として残したものらしい。駅前から案内に従って歩き、20年ぶりとなる「マリンワールド 海の中道」を訪れる。緊急事態明けの週末だから混んでいることを予想していたのだけど、ちょうどイルカショーが始まるタイミングだったので、館内は比較的空いていた。九州の近海から深海、奄美の珊瑚礁などの水槽展示や屋外展示を一通り見てから、ショーが終わって混み始める前に外に出る。

海の中道海浜公園

駅に戻ってすぐ目の前にある「海の中道海浜公園」に入場。福岡は今日も真夏日で、昨日に引き続き痛む足でだだっ広い園内を歩くのはなかなか大変だったけど、「花桟敷」にあるケイトウや、「彩りの花壇」のコキアなど、散在する施設に咲く季節の花を巡る。「花の丘」では手前にキバナコスモス、奥にコスモスが一面に咲いていて、横から見ても丘の上から見ても見事だった。園内中央部にある「フラーワーミュージアム」は、さまざまなテーマのミニガーデンが連続していて、それなりに見応えがあったのだけど、暑さ続きだからなのか花が少ない区画も多かった。最後に「カナール」を経由して西口から出て、帰りは西戸崎から香椎線に乗車。まだ昼過ぎだったので、車内はそれ程混んでいなかった。

アクロス福岡

香椎で鹿児島線に乗り継ぎ、博多で地下鉄に乗り換えて天神へ。地下道を東端まで歩いて地上に出ると、そこは「アクロス福岡」。まずは南側の公園から「ステップガーデン」の全景を写した後、いざ階段登り。前2回は天神に来ても高低差のある植物園を訪れた後だったので、三度目の正直ということになるが、今回も今回で痛む足で散々歩き回った後なのだけどね。十数年前に来た時よりも木々は成長していて、すっかり鬱蒼とした林になっている。14階に相当する頂上まで、試しに数えてみたらほぼ400段だった。土休日のみ開放している屋上展望台には「アクロス山山頂」の看板があって、なんでも登頂証明書を発行しているらしい。展望台から周囲の景色を見渡した後は、登りとは違うルートで麓に降りる。午後になってさらに気温が上がっているが、萩の花が咲いていて、ハゼノキも一部が紅葉するなど、秋の気配も確かにあった。

地下街の「フォートナム&メイソン」で紅茶とパウンドケーキを買ってから博多に戻り、駅前の宿にチェックイン。まだ夕方前だったけど、さすがに歩き疲れていたので、近所のコンビニで夕食と夜食と明日の朝食を買い込んだ後は、ずっと部屋に籠る。