2022/01/27(木)

ヴェルサイユには"Rive Gauche"(リヴ・ゴーシュ/左岸)、"Rive Droite"(リヴ・ドロワト/右岸)、"Chantiers"(シャンティエ)の3つの駅があり、そのうち宮殿に最も近いのは左岸駅で、2012年には"Gare de Versailles-Château-Rive-Gauche"(ヴェルサイユ宮殿・左岸駅)に改称している。名前からして右岸駅は左岸駅の川向にあるかと思いきや、地図で見る限り両駅の間に川はない。それならどうしてそういう駅名になったのかと調べてみたら、どうやらパリ側の起点がそれぞれ、セーヌ川の右岸と左岸にあるからということらしい。つまりは“その駅がどこにあるか”ではなく、“その駅からどこに行けるか”で付いた名前ということなのか。まぁ、パリにある"Gare de Lyon"(リヨン駅)のように、行き先を駅名にするのは欧州では珍しくないのかもしれないけれど。