2022/09/22(木)

大阪市立美術館

夏季休暇の3日目も平日の外出ということで、環状線で天王寺に出て、9ヶ月ぶりとなる大阪市立美術館へ。目的はもちろん、「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」。会期が第7波のピークと重なってしまったため、半ば諦めていたのだけれど、なんとか終了直前に駆け込むこととなった。今回は土休日のみ予約制になっていたが、最終週のみ平日も予約制になっていたので、ちょうど夏季休暇に合わせられたのである。開館時間直後に入館し、手前の作品はざっと眺めるだけにして、目当てのフェルメール作品をゆっくり鑑賞。

「窓辺で手紙を読む女」は、9年前ドレスデンに見に行った後、修復作業で大きく雰囲気が変わったと聞いていたが、こんなに早く地元で見る機会が来るとは思わなかった。画中画の存在自体は40年以上前から分かっていたものの、今回の修復作業中に塗りつぶしたのは画家本人ではないことが判明したため、復元することになったのだとか。修復後に最も目を引くのはその画中画だけど、全体的に色が鮮やかになっている。後年の作品に比べると濃い色使いということもあり、以前は暗い雰囲気の作品だったが、だいぶ明るい感じになっている。特に印象深かったのが、光り輝いている窓枠。途中で資料映像を観たりしながら何度か鑑賞した後、人が増えてきたところで名残を惜しみつつ離脱。

長居植物園

昨夜の段階だと今日の予報は「午後から雨」で、今朝になると「一日中曇り」だったが、朝梅田に到着した頃には霧雨状態。午後もそんな天気が続くなら、美術館だけにするつもりだったのだけど、時折晴れ間が出るくらい回復していたので、天王寺駅のホームの端でコンビニ軽食を掻っ込んでから、阪和線に乗って長居に移動。ちょうど一年前、長居植物園の入口の前まで来てようやく休園日ということを知ったので、一年ぶりの出直しとなる。その間に改装が進み、今年4月にリニューアルオープンとなっていたらしい。正門から入って大花壇経由で、バラ園、ハーブ園へと進む。思ったよりも良い天気で、少し暑いくらいである。ここにもジャカランダがあるのか〜と見上げたら、一本の木にたくさん咲いていたので驚く。まさか季節外れに2日続けて見ることが出来るとは。外周路を中心に見頃の植物を辿って歩くと、ヒガンバナやシラハギといった花だけでなく、コムラサキやサンゴジュの実、パンパグラスやカラビリスの穂に秋の訪れを感じる。大池に架かる橋を渡って正門に引き返し、公園内を歩いて駅に戻る。

以前なら旅行で連日歩き回るなんて普通のことだったのだけど、帰宅して軽食(即席フォー)を取ったらバタンキューになってしまった。これだけ巣籠りが基本となる生活が続いていたら、体力が落ちていても仕方がないか。