2022/11/06(日)

ミートローフの"loaf"は“パンの塊”で、そこから転じて肉や砂糖の塊のことも指すが、古英語の"hlāf”は“パン”そのもののことも指していたらしい。関連語は現代英語にも残っていて、"lord"(主人、領主)と"lady"(貴婦人)は、それぞれ古英語の"hlāford(hlāfweard)"と"hlīfdæge"に由来するが、字面上の意味は“パンを守る人”と“パンをこねる人”だったのだとか。因みにスラブ語でパンのことは、hleb(クロアチア語)、chleb(ポーランド語)、хлеб(ロシア語)等というが、元はゲルマン語(恐らくゴート語)からの借用語なので、loafと同語源ということになるらしい。

この時期恒例のグランクリュは、Château Branaire Ducru(ACサンジュリアン)の2009年。今日はさらに特別ということで、Moë et Chandonのクォーターボトルを開ける。