2024/06/03(月)

今日読み終えた小説の題名になっている「ダムゼル」というのは、作中に出て来る固有名詞ではないし、何だろうと調べてみたら、"damsel"(少女、乙女)という普通名詞だった(フランス語の"demoiselle"や"mademoiselle"と同語源)。"damsel in distress"で「苦難の乙女」や「囚われの姫」になるらしい。なんだかアーシュラ・ル・グインのとある短編を連想させる内容だなと思っていたら、著者もその作品名に触れていた。

イヴリン・スカイ「ダムゼル 運命を拓きし者」読了