2024/08/02(金)

“元々全ての奇数月が大の月だったのに、アウグストゥス帝が自分の誕生月を大の月にするために、2月から1日取って、8月以降は偶数月を大の月にした”という俗説の出所は、13世紀の英国の天文学者サクロボスコだったらしい。そんなに歴史のある俗説だったとは。実際は、“ローマ暦では元々3、5、7、10月が大の月だったのが、ユリウス暦(アウグストゥス帝の即位前に導入)で1、8、12月も大の月に加わった”、ということらしい。そして2月の日数が少ないのは、1年が3月に始まっていた頃の名残(年末に日数調整)なのだとか。それなら“「七の月」を意味する9月以降が、2ヶ月ずつずれているのは、「ユリウスの月」と「アウグストゥスの月」が割って入ったから”という俗説も出所があるのだろうかと調べてみたが、それらしい記述は見つからなかった。こちらも実際は、1年が3月に始まっていた頃の名残。