2010/10/17(日)

御幸ヶ原

朝8時半のバスに乗って筑波山に向かう。紅葉シーズンを避けたつもりだったけど、バスは続行運転になっていたようである。筑波山神社口で下車して、坂道と階段を上って境内を経て、さらに階段を上がった先にケーブルカー乗り場があるが、今日は登山道の「御幸ヶ原コース」に入る。杉林の中を大体ケーブルカーに沿って登るルートで、中程で一度下りに転じる他は単調な上り坂が続く。途中百人一首にも出て来る「男女ノ川(みなのがわ)」と交差するが、この辺りでは川とも呼べない細い水の流れである。朝食は昨日作った物を暖めて食べたので、量が多すぎて体が重くなってしまったが、1時間弱でケーブルカーの終点でもある御幸ヶ原に到着。今日は気圧の谷で曇っているため視界が悪く、つくばセンターの辺りさえ確認出来ない。

女体山より

とりあえず男体山の方に登ってから、御幸ヶ原で昼食。セキレイ石、ガマ石の横を通って女体山の頂上へ。見晴らしが良い場所なのだけど相変わらずもやっていて、霞ヶ浦もその名の通り霞んで見える。山頂近くに最近出来た「天の浮橋」も渡ってみる。名前からすると深い谷を越すような感じがするが、実際は岩場の直上にある。下りは「白雲橋コース」を辿ると、大仏岩、屏風岩、高天原など独特の形の岩が続く。そういえば先週も飛鳥で奇岩巡りをしたところだったっけ。弁慶茶屋跡でつつじヶ丘に向かう「おたつ岩コース」と別れ、あとは杉林の中をひたすら下って筑波山神社に戻る。ずっと曇りで景色は今ひとつだったけれど、暑くもなく雨も降らず、山を上り下りするだけなら最適の日だったかもしれない。キバナアキギリやツクバトリカブト、ニリンソウの花を見ることも出来たし。バス停に向かうとちょうど、30分に1本のバスが出るところだった。つくばセンターに到着後、「花水木」でバームクーヘンとアッサムティー。