今日も天気が良いので、中富良野と美瑛にもう一度行くことも考えたけれど、札幌でもこの季節に行っておきたい場所があったので、富良野を早めに出て移動することにした。富良野から札幌までは高速バスが走っていて、その方が運賃も安かったりするのだけど、2時間半も車内に座りっぱなしはちと辛いし、やっぱり鉄道の車窓の方が好きなので、少々高くなるのも厭わずJRを選択。この季節だと札幌方面に特急が3本出ているが、観光用なのでいずれも午後出発。ということで普通列車に乗って滝川で乗り換えることになる。富良野-滝川間は根室本線の一部で、トマム経由の石勝線が開通するまでは帯広方面への優等列車が走っていたが、現在は富良野線よりも輸送量が少なくなっている。それでも1日11往復の運転で、途中の芦別と赤平は有人駅になっている。乗った列車は「快速」を名乗ってはいても通過駅は2つだけで、約1時間で滝川に到着。
ほどなくやって来た特急「スーパーホワイトアロー」に乗り込むと、真ん中の車両だったせいか、滝川からの乗客でほぼ満席になっていた。昔に比べると停車駅が増えているものの、50分で札幌に到着。荷物を預けて、快速の指定を取ってから早めに昼食を取ろうと思ったら、駅前の店の殆どが11時開店だったので、少し時間潰しをしてからスープカレーの店へ。
札沼線(学園都市線)に乗って百合が原で下車。「百合が原公園」はその名の通りユリが有名で、温室では一年中鑑賞出来るのだけれど、やっぱり戸外で咲くこの時期は花の数が圧倒的に多い。以前一度だけ7月に訪れたことはあったけれど、時間の都合上30分も滞在出来なかったので、今度はゆっくりと鑑賞したかったのである。いつもならまず温室に入るところを、真っ先に「世界の百合広場」を目指す。一部咲き終わっている品種もあったけれど、中央花壇は色取り取りのユリが花盛り。青色を欠くチューリップの取り合わせにムスカリを組み合わせることが多いけれど、ここでは季節柄ラベンダーが添えてある。一通り写真を撮ってから、外縁部の様々な品種を見て歩く。白いリーガルリリーの大群落を横切り、星形花壇を通って芝生広場に出ると、今度は黄色いスカシユリの群落が。春に比べれば花数の減ったロックガーデンをざっと見て回ったところで、温室その他の場所はパスして札幌駅に戻る。
今日のコーヒーブレークは駅に近い「雪印パーラー」でチーズパフェ。チーズプリンやチーズケーキ、それにカマンベールチーズまで入っていて、チーズ好きにはたまらない(^o^) 満足したところで駅に戻って荷物を取り出し、快速「エアポート」で空港入り。スーパーシートに空きがあったので勢いで変更してしまったけれど、空港で夕食を取るために少し早めに来たのだから、ちょいと時間が余ってしまうかも。とりあえず売店で買い物をしてからラウンジへ。電子手帳では無料の無線LANが使えないので、久しぶりに有料の無線LANを利用して、出発までの時間を過ごす。
羽田には定刻通りに着いたから、21時11分発の区間快速に乗れば秋葉原22時発の快速に乗り継げるかな~と少し急いで到着ロビーに行ってみたら、次の列車は21時13分発の普通になっていた。あ、そっか、今日は平日だったんだ~ということでTXの快速には乗り継げなくなったし、次の区間快速だとかなり時間が掛かるし、道路状況を確認したら渋滞してなさそうだったので、21時55分発の高速バスを予約。40分近くをどうやって過ごそうかと思ったが、新千歳の無線LANのログインが羽田でも有効だったことを思い出して、ネットサーフィンしながらバスの時刻を待つ。事前情報通り特に渋滞もなく、つくばセンターに到着したのは秋葉原22時15分発の区間快速とほぼ同じ時刻。もう少し快速を増やしてくれないと、特に夜の下りはTXの使い勝手が悪いんだよね...