2009/07/19(日)

アフタヌーンティー

地下鉄で難波に行って、エスカレーターを乗継いでスイスホテルの6階ロビーへ。"Swissôtel"がカタカナだと“スイス+ホテル”に分解されるというのには最初驚いたけれど、“スイソテル”だと何のことだか分からなくなってしまうのかも。ロビーには4面の文字盤が連動している世界時計が置いてあったけれど、確かシンガポールにも同じのがあったっけ。今日の目的は「ザ・ラウンジ」のアフタヌーンティー。“季節の”と銘打ってスコーンにはパイナップルが入り、サンドイッチはアメリカ風や中華風のものもある。ケーキ類も小さいのが沢山あったので、いろいろと楽しめる。スコーンの付け合わせはジャムとクリームは勿論のこと、追加で蜂蜜も選ぶことが出来る。スコーンとサンドイッチはおかわり可能で、食べ過ぎになるかもと思いつつ、蜂蜜を有効利用するためにスコーンだけを頼むことにした。1時間以上滞在して、優雅なひと時を過ごす。

午後から天気が崩れるという予報だったので、屋内の行き先候補から東洋陶磁美術館を選択。淀屋橋から少し歩いて中央公会堂の向かいにある建物に入る。その名の通り、中国、韓国、日本の陶磁器を展示していて、シンプルな白磁、青磁からカラフルに彩色されたもの、素朴な絵や緻密な彫刻もあり、形も実に様々である。音に聞く木の葉天目の実物にも対面して感嘆。北浜の喫茶店で休憩しようと行ってみたら混雑していたので、手頃な店に入ってコーヒーで一服。

夜は梅田のハービスにある「エノテカ」へ。まずは店内入口側のワインショップを見学。通常セラーに入っているような高級ワインが並んでいるコーナーがあって、名高いメドック1級の「シャトー・ラトゥール」や「シャトー・マルゴー」の実物に初めてお目に掛かる。値段はビンテージによって異なるものの、普段飲んでいるワインとは確実に一桁違う。そしてさらにもう一桁違うワインもあったけれど、そちらは五大シャトーではなかったりする。普通のワインコーナーに戻って帰りに買うワインを見繕っておいてから、店の奥にあるカフェへ。様々なワインがグラスで飲めるだけでなく、料理もオードブルは勿論、ラザニアやシチューなどの温かいものもあるので、軽く食事を取ることも可能である。1杯目はボルドーのCh. Marquis d'Alesme Becker 2000で、後から調べたらマルゴーのメドック3級。メルローの比率が高いのでフルーティーな香りで余韻も長め。2杯目はBeaune Teurons 1er Cru 2004で、ブルゴーニュ専用グラスで飲むとまた格別である。帰りにハーフボトルを3本買ってから店を出る。東京が本店で関東に店舗が多いそうなので、今度行ってみようかな。