2010/09/28(火)

サケとマスの違いを調べてみたら、「サケ」は本来サケ(シロザケ)一種を指していたのに対し、「マス」はサクラマス類を呼ぶ名前だったらしい。幕末以降知られるようになったサケ・マス類にはカラフトマスなど「マス」の名前が付くようになったが、その後降海性の"salmon"を「サケ」、河川残留性の"trout"を「マス」と訳すのが定着したため、ベニザケなどは「サケ」と呼ばれるようになったらしい。という訳で、先週知床で沢山見たカラフトマスは降海性なので、英語では"pink salmon"ということになる。実際、カラフトマスはサケ(シロザケ)と同じタイヘイヨウサケ属である。今回サケがあまり見られなかったのが残念だと思っていたが、カラフトマスも立派な“サーモン”だったんだね。因みに英語の"salmon"が本来指していたのは、タイセイヨウサケ属のタイヘイヨウサケ。となると“サーモン・ダンス”で歌われているサケは...!?