今月から搭乗口で出る紙が復活するということは知っていたけど、実際に搭乗する段になってすっかり忘れていて、専用係員から手渡されてようやく思い出す。今日の航路上は天気が良かったので、機内からスカイツリーや富士山、渡良瀬遊水地、鳥海山、田沢湖と男鹿半島、十和田湖に岩木山、津軽海峡などを順に追うことが出来た。昨日の北海道は吹雪で大荒れだったが、今日はすっかり天気が回復していて、上空から見ても雪は殆ど残っていなかった。
新千歳空港に到着して、館内の店でジンギスカン。到着遅れや店が混雑していた場合を考慮して、JRの指定を少し先にしておいたら、意外とスムーズで時間が余ってしまった。カード会社ラウンジで休憩しようかな~と思ったら館内図に見当たらなかったので、案内カウンターで聞いたら食堂街と同じフロアだった。随分と久しぶりの利用で、以前と場所が変わっていたのは知っていたけど、予定外だったので事前に確認していなかったのである。暫しの滞在の後、地下に降りて快速「エアポート」に乗車。新型車の一般席はロングシートになったので、なおさら指定席「uシート」が有難い。
札幌に到着した後は、時間調整も兼ねて「雪印パーラー」に入る。久しぶりにクリームチーズパフェに挑戦してみたかったが、ジンギスカンを食べた後だし、ぐっと堪えてチーズケーキとコーヒーのセットにしておく。地下鉄ですすきのに移動し、少し歩いて宿にチェックインし、ネットしながら部屋で休憩。無線LAN環境が良くないのか、ちょっとした読み込みでも時間が掛かってしまい、時折接続が切れたかと思えば、繋ぎ直すと読み込みが速くなったりと、ちょっと不安定な状況。
外が暗くなるまで待って、靴下用のカイロを装着してから出掛ける。LEDで飾られた街路樹を見ながら北に向かって進み、「ホワイトイルミネーション」のメイン会場である大通公園に出る。広場ごとにドームやツリー、波など様々なオブジェがあって、色とりどりのLEDが光り輝いている。年末の大掛かりなイルミネーションは、全国各地で見られるけれど、ここでは芝生の上に残る雪に灯りが反射して一層美しい。歩道にも若干雪が残っているが、気温もプラスなので、雪まつりの時に比べたら全然楽とはいえ、ずっと外にいるとそれなりに体が冷える。一番奥の8丁目会場まで行ってから引き返し、テレビ塔の入口に向かう。
受付前の行列に並んで共通券「さっぽろセレクト(Bコース)」を購入し、エレベーターで展望台に上がると、様々な色の光で染め分けられた大通公園が足元から続き、その先に大倉山が浮かび上がっている。目を転じるとすすきのの観覧車の向こうに、藻岩山と月が見える。一通り景色を眺めてから展望台を後にし、すぐ近くの「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」の店の行列に並び、ビーフシチューとグリューワイン(ホットワイン)を購入。テント内の飲食コーナーは一杯だったため外のテーブルで食べることになったが、札幌にしては暖かい夜だったので全然平気。グリューワイン3杯で記念品という大人向けスタンプラリーもやっていたけど、さすがに飲みすぎになるので1杯だけにしておいて宿に帰る。