2007/12/22(土)

連休中の沖縄はずっと天気が悪くて、日曜日だけはかろうじて雨が降らずに済みそうという予報だったのが、起きてみると今日の昼間は晴れという予報になっていた。それでも波が高めとのことだったので、念のため乗船場に電話して平常通りの運航を確認した上で、急遽行き先を変更。宿を出て3年ぶりのヒンプンガジュマルを撮影してから、バスで本部港へ向かう。一時間後のバスでも十分間に合いそうだったのだが、早めに着いて港の周辺を散策するのも悪くない。港の真正面に広がるのは瀬底島。本部半島とは瀬底大橋を介して陸続きになっていて、本部港からでも歩いて行けないことはない距離だが、橋を往復するだけの時間しかなさそうだったので今回はパス。売店で飲料と伊江島の「もちだんご」を購入してからフェリーに乗船。

タッチュー

本部港から伊江港までは約1時間。到着後ターミナルを抜けてすぐの所にある店で自転車を借りて、早速島内観光を開始。まずは島唯一の山を目指して、中央部に向かう坂をせっせと登る。あれれ、この辺にあるはずの店で昼食を取るつもりだったのに、地図が不正確なのか見当たらない。仕方がないので駐輪場に自転車を停めて、長い階段を登って展望台へ。そして眼前に聳えるのが「タッチュー」とも呼ばれる城山(ぐすくやま)。登山口からさらに続く階段をひたすら登り続けて、頂上に着くとそこには360°の展望が開けている。空全体は雲に覆われているものの、朝のうちと比べると雲の切れ間は増えていて、本部半島、瀬底島、水納島はもちろんのこと、遠く伊是名島方面まで見渡すことが出来る。景色を眺めながら、月桃香るもちだんごを食べながら休憩。

伊江ビーチ

山を下りて再び自転車に乗って、北西の湧出(ワジー)を目指す。その名の通り水が湧き出る場所であるが、付近一帯は崖となっていて展望台から海を見下ろせるようになっている。久米島の比屋定バンタを思い出させる風景である。海岸近くまで降りる道もあったが、これだけの高さを降りたらまた登るのが大変そうなので、そのまま外周道路を進み続ける。初夏に百合が咲き乱れるというリリーフィールドに立ち寄ってから、ゴルフ場の前を経由して、島の南東にある青少年旅行村へ。入り口で入園料(100円)を払ってから、白砂の伊江ビーチに向かう。ちょうど美ら海水族館の対岸あたりで、夏場だと海水浴客で賑わうのだろうけど、冬場なので作業員の方が多かったようだ。

だいぶ空腹になっていたので、港近くで最初に見付けたコンビニでおにぎりを買って、適当な道端を見付けて軽食タイム。因におにぎりの具は、スパムと玉子と昆布という沖縄風。食べ終わったところで港の反対側に抜けて、西崎漁港の手前にあるニィヤティヤ洞(別名千人洞)へ。今日は比較的時間に余裕があると思ってのんびり回っていたら、結構時間が押してきたので、米軍補助飛行場(滑走路跡)と伊江島空港(現在はチャーター便が就航)を足早に見学してから、港に戻って自転車を返却して、売店で伊江島の炭酸水を購入してから最終便に乗船。湧出の水を使ったソーダは3種類あって、そのうちの黒糖コーラを選択。ガイドブックによるとIESODAは「告白飲料」だそうで、その心は“これでなんでもイエソーダ”(^o^;)

宮里そば

本部港からバスで名護に戻り、市街地に入ってすぐの宮里で下車。携帯で地図を調べた「宮里そば」はバス停のすぐ近くで、郵便局の隣。沖縄といえばソーキそばの方が有名かもしれないけれど、三枚肉(ラフティー)そばを注文。店内禁煙なのが有難い。暮れ行く街を歩いてコンビニ経由で宿に戻り、ネットサーフィンしてから明日に備えて早めに就寝。