2012/08/22(水)

ドブロブニク空撮

今朝は窓を開けても煙たくなかった。昨日と一昨日は一体なんだったのだろう。朝食の後、宿をチェックアウトして、路線バスに乗ってターミナルに移動。今度は事前に乗り場と時刻を確認していたので乗り損ねることはなかったが、途中の停留所で乗降に時間が掛かったため、空港バスが出た直後の到着となった。30分以上待って入線したバスに乗り込み、グルージュ港の前を通って旧市街へ。帰りのバスはケーブル乗り場の前に停車してから、空港に向かうことになる。早めに搭乗手続きをして荷物を預けたが、ラウンジは国際線エリアにあるようで、国内線の保安検査場が開くまで所在なげにベンチに座っている。搭乗待合室に進んだところで中に店がある訳ではない。ようやく搭乗時刻となり、徒歩で沖止めのエアバス機に乗り込む。離陸してベルト着用サインが消えたところで、ちょうどドブロブニクの旧市街が眼下に見える。短距離線なので、上空の食事サービスも軽めにてきぱきと。

イェラチッチ広場

約1時間でザグレブ国際空港(Zračna Luka Zagreb)に到着。国内最大の空港でも搭乗橋がないということは、クロアチアの空港はどこでも全便沖止めなのだろうか。空港から連絡バスに乗って、終点のバスターミナルで下車。ドブロブニクも普通に暑かったけれど、ザグレブは時ならぬ猛暑で外は35℃を越えている。ここから市内中心部まで少し離れているので、路面電車に乗って移動。ドブロブニクと同様、市内交通の切符は事前購入しておくと安くなるが、電停近くのキオスク(Tisak)が閉まっていたので仕方なく車内で運転手から購入。ザグレブ中央駅(Zagreb Glavni kolodvor)の少し先で降りて、ホテルにチェックイン。エレベーターを降りた後、階段を下って上って下って部屋に辿り着く、という複雑な構造は欧州の古いホテルではありがちだけど、まるで迷路のよう感じがする。冷房の効いた部屋でネットしながら休んだ後、観光に出掛ける。イェラチッチ広場(trg bana Josipa Jelačića)から階段を上て旧市街の東側に入り、店じまいでがらんとした青果市場(Dolac)を通って聖母被昇天大聖堂(katedrala Marijina Uznesenja)の前に出る。活動再開が遅くて既に5時前になっていたため、順光の外観だけ撮影しておく。

ザグレブの街並

少し道に迷いながらカプトル(Kaptol)地区から石の門(Kamenita vrata)を潜って、ゴルニ・グラード(Gorni Grad)地区に出る。旧市街の西半分は丘の上に三角形に広がっていて、その中心にある聖マルコ教会(sv. Marka crkva)は、カラフルなタイルで紋章を描いた屋根が印象的。南の端には新市街を見下ろすようにロトルシュチャク塔(kula Lotrščak)が建っていて、足元の高台からの眺めも十分に良いけれど、やっぱり登れる塔は上っておかないとね。ということで入口でチケットを買って、狭い空間に続く木の階段を登る。それ程高さがある訳ではないので、北側の旧市街は家々の屋根より少し高いくらいだが、新市街が広がる南側は遠くまで一望することが出来る。

ミックスグリル

坂を下ってイェラチッチ広場から新市街に戻り、マサリコヴァ(Masarykova)通りにあるレストランで早めの夕食。イストリアワインと一緒にミックスグリルと付け合わせの温野菜を注文したら、野菜の上に各種焼肉が載って出て来た。ということは単品で注文したら、焼肉だけのプレートになっていたということなのか。串焼きやミニステーキに混ざって、バルカン名物のチェバプチチ(Ćevapčići)も。名前はケバブに由来していても実際は細長い挽肉団子で、思ったよりもスパイスが効いていた。日が傾いてようやく気温が下がり始めた中を宿に戻り、明日に備えて早めに就寝。