2015/08/26(水)

佐多岬

各方面の運行状況を確認してから、宿を出て日豊本線の下り普通列車に乗る。幸崎で下車して路線バスを待ったが、大分市中心部が始発の長距離線だからか、なかなかやって来ない。そろそろ乗り継ぎが心配になって来た頃、ようやく姿を表す。終点の佐賀関の一つ手前で下車し、乗船場でフェリーのチケットを購入。旅客だけなので10分前でも大丈夫だった。わずか300円差だからと勢いで一等船室にしたので、売店で申し出て上階の船室を開けて貰う。二等船室も混雑していた訳ではないけど、真正面から左右に窓が広がっているので、船内にいても眺めは抜群。それでもやっぱり、時々外に出て写真を撮影。佐賀関港から出航し、豊後水道をしばらく進むと、佐田岬半島が見えてくる。細長い半島に沿って航行し、出発から1時間と少しで三崎港に到着。車からの下船となるため、徒歩旅客は暫く待たされる。

三崎港

まずはバス停の場所を確認しておこうと、ターミナル付近を探してみたが、近くの観光案内所の建物にもない。窓口で尋ねたところ、200メートル先の県道上であることが判明。その近くにタクシーの営業所があったので、岬の灯台まで行けるかなと思って聞いてみたら、次のバスに間に合わないとのことだったので断念。バスが1日6本と少ないので、再挑戦するにしても綿密に計画を立ててからでないと無理そう。いきなり時間が余ってしまったけど、徒歩圏内に見所もなさそうだったので、売店でじゃこカツバーガーを買って食べた後は、ベンチで風に吹かれながらバスの時間を待つ。

八幡浜駅

松山市駅ゆきのバスに乗って、佐田岬半島を縦走し、半島の付け根にあたる八幡浜へ。港を経由してから駅前に向かうが、案の定バスが遅れた上、信号に引っ掛かったため、定刻なら間に合うはずの列車に乗り継げなかった。次の列車は1時間後。仕方がないのでロッカーに荷物を預けて駅周辺を散策することにしたが、駅の地図には観光案内がなくて、街の中心に出てもそれらしい標識はない。確か昔ながらの建物があるはずなのだけど、歩いていると暑くなってきたので諦めて駅に戻ったら、幟の陰にひっそりと白黒の小さな観光案内図が貼ってあったことに気付く。八幡浜は港近くだけでなく、駅からかなり遠い地区にも伝統的な街並みが保存されているので、こちらも改めて来ることにしよう。

特急「宇和海」に乗車して、終点の宇和島で路線バスに乗り継ぐ。さすがにこちらは予定通り。1時間以上バスに揺られて、ようやく愛南町の宿に到着。天気予報によると、明日と明後日は晴れるようなので、食事の後はバスの時刻表とにらめっこして計画を立ててから、早めに就寝。