明け方の激しい雷雨に目を覚ましたりしながらも、起床は７時過ぎ。朝食を取ってから観光開始。外は蒸し暑かったけれど、空はどんよりと曇っていたので気温はそれほど高くないのかもしれない。滞在中の天気予報は連日“雷雨の可能性”となっていて、アイコンも“太陽と雲と稲妻”の組み合わせ。つまりはいつでもスコールになる可能性があることを意味しているのだけど、降るのはせいぜい１～２時間ということだし、今朝は既に降っているので多分今日はもう大丈夫なのかな。シンガポール川（Singapore River）を渡って、市庁舎（City Hall）周辺を散策。高層ビル群と生い茂る熱帯の街路樹にシンガポールを実感。
象の像と黒いラッフル像、白いラッフル像を見てからラッフル上陸記念の地（Raffles Landing Site）にある遊覧船乗り場で乗船券を購入。時間を合わせて日本の団体客と同乗となったので、解説テープは日本語で。船は一旦上流のクラーク・キー（Clarke Quay）に立ち寄ってから、出発地点の対岸のボート・キー（Boad Quay）を経て、橋を潜りながら河口のマーライオン・パーク（Merlion Park）へ。
マーライオン（Merlion）は言わずと知れたシンガポールの象徴で、魚の体にライオンの頭。「世界三大がっかり」の一つに数えられているが、現在地に移設されてからは“がっかり感”が低減した模様（笑） 因みに残りの二つは、コペンハーゲンの人魚の像と、ブリュッセルの小便小僧と言われている。どちらも既に実物を見ているので、これで３つとも制覇したことになるのである(^o^;)
シアン・ホッケン寺院（Thian Hock Keng Temple）経由で中華街（Chinatown）まで歩いて、飲茶の店で昼食。写真メニューを見ながら、注文票に数字を記入するシステムなので、初心者（？）でも安心。お粥と肉まんと焼売とエッグタルトを注文しても10ドル弱（１シンガポールドルは約80円）というのはかなりお得かも。食後は中華街の中にあるヒンズー教のスリ・マリアマン 寺院（Sri Mariamman Temple）を訪れる。入口のゴープラム（高門）や建物の屋根をびっしりと飾るカラフルな小像が印象的。
天気が良くなってきたので、MRT（Mass Rapid Transit）の東北線（North East Line）に乗って、終点のハーバー・フロント（Harbour Front）へ。ビルの間を取ってケーブルカーの窓口で入場券セットを購入。高層ビルの上階からケーブルカーに乗って、対岸のセントーサ島（Sentosa Island）に渡る。バスや最近出来たモノレールもあるのだけど、折角晴れているのだから眺めが良い手段を選ばなきゃね。島に到着すると、係員の案内ですぐ近くのバタフライ・パーク／昆虫王国（Butterfly Park & Insect Kingdom）に入る。蝶の放し飼い施設は沖縄でも入ったことがあるけれど、蝶の種類や数はこちらの方が多かった。続いてはバスに乗って、アンダーウォーター・ワールド（Underwater World）へ。水族館としての規模は思った程大きくなかったが、80mにも及ぶアクリルトンネルは壮観。少し時間に余裕があったので、動く歩道で２周してしまった。
バスで出発地点に戻った後は、自由行動となる。スカイ・タワー（Sky Tower）のコースを選択したので、100メートルの高さからの展望を楽しむ。良く晴れているので、シンガポール本島は勿論、インドネシアの島々まで見渡すことが出来た。７分の遊覧を終えて、別料金になるけれど麓にある巨大マーライオンに入場。巨大といっても高さはスカイタワーの３分の１。それでも上からの眺めは少し違った雰囲気。ここからだと何より、スカイタワーの全貌が良く見えるし（笑）
ツアーに含まれるドルフィン・ラグーン（Dolphin Lagoon）でピンクのイルカのショーを見てから帰ろうと島内バスの停留所に行ってみたが、別の路線は次々と来るのにこちらは30分近く待っても来る気配がない。５時半の最終ショー及び閉園時間に間に合わないことが確実になったところで、諦めてパラワン・ビーチ（Palawan Beach）に行き先を変更。そこから吊り橋で渡った先の島が「アジア大陸最南端の地」を名乗っているので行ってみたけれど、シンガポール本島自体が大陸ではないし、その先にあるセントーサ島のさらに先にある小島。橋で繋がれているので“陸続き”ということなのかもしれないけど、地図で見るとセントーサ島の南端の方が1km以上南にあったりするから、まぁ雰囲気だけでも“最南端”ということにしておこう(^^; 海岸にアダンを見付けたかと思ったら、葉の特徴からしてタコノキの方かな。
夜は巨大マーライオンがライトアップされるとのことだけど、日没までまだ１時間以上。寝不足で蒸し暑い中をだいぶ歩き回って、既にかなり疲れているので、初日から無茶をして体調を崩したりしないよう、大人しく本島に戻ることに。どこかで食事をするのも面倒になったので、途中のコンビニでサンドイッチを買ってから、MRTに乗って宿に帰る。疲れていたけど、洗濯だけは忘れずに。
